実は関西が本場?「残念な最寄り駅」10選 寺社から微妙に遠く、お年寄りにはつらい

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2)東福寺駅(京阪本線、JR奈良線)

紅葉でとりわけ人気の東福寺。駅から徒歩10分と言われているけれど、紅葉シーズンは大混雑で道は人で埋まり、かなりの時間がかかる。少々うんざりする状況だ。

観光客で込み合う東福寺駅(筆者撮影)

しかし、京阪で1つ大阪寄りの鳥羽街道駅で下車すれば、東福寺駅よりは空いているし、若干近いようである。

大阪の淀屋橋駅から特急に乗るなら、丹波橋駅で各駅停車に乗り換え、鳥羽街道駅で下車するのがいいと思う。京都方面へ戻るときも、鳥羽街道駅を利用すれば、少しは楽であろう。駅名にとらわれないで自在に対応したいものだ。

3)龍安寺駅(京福電鉄北野線)

石庭で有名な龍安寺を訪れる人の多くはバスを利用するようである。しかし、京福電鉄北野線(通称「嵐電」)の龍安寺駅で降りれば、至近距離ではないものの徒歩8分600mという看板が立っているので利用価値はある。

しかも、道中何カ所も道案内の看板が立っているので、ほぼ迷うことはない。残念なのは、嵐電が京都駅や河原町といった中心地へ直接乗り入れていないこと。ゆえに、バスでしか龍安寺へ行けないと思っている人が相変わらず多いようである。

新駅開業でアクセス向上

行き方としては、JR京都駅から山陰本線(通称「嵯峨野線」)の普通列車で太秦(うずまさ)駅まで行き(所要時間15分、昼間は15分ごと)、徒歩3分ほどのところにある嵐電撮影所前駅から北野白梅町行き(昼間は10分ごと)に9分乗車すると龍安寺駅に到着する。このルートは2016年に撮影所前駅が新設されたことにともない誕生したもので、ちょっと古いサイトには掲載されていない。

嵐電の「桜のトンネル」。駅間が短いので途中で降りて沿線を歩いてみるのもよい(写真:adigosts/PIXTA)

あるいは、阪急京都線の大宮駅で下車して四条大宮駅から嵐電の嵐山本線に乗り換えるか、地下鉄東西線の西の終点太秦天神川駅で嵐山本線の天神川駅に向かい、いずれも嵐山行きに乗車したあと、さらに帷子ノ辻(かたびらのつじ)駅で北野白梅町行きに乗り換える方法もある。

面倒ではあるけれど、渋滞の心配がないのでおおよその所要時間が読めるのはありがたい。もっと嵐電を活用してもいいのではないかと思う。

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