動いても痩せない人は体のクセがわかってない 「ぽっこり下腹」に悩む人は体幹を正そう

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

骨盤前傾タイプのまま熱心に運動をすると、普段から使い慣れた腰や太ももの前の筋肉ばかり使うことになります。そうすると、すでに張り出したヒップや太ももはさらにゴツくなり、下半身は大きくなるという残念な結果に。過剰に動かすことでより太くなってしまうのです。

反対に、体幹部分のさまざまな筋肉が使えていると、背筋が伸びたり骨盤をまっすぐ垂直に保てたり、体幹が引き締まったりします。いままで使われなかったお腹や背中、肋骨下の筋肉を使うため、くびれのないずん胴ウエストが引き締まり、逆に使われすぎてムキムキになった太ももや腰、ふくらはぎは細くなっていきます。

体幹のクセを直すだけで全身はスッキリする

拙著『モデルが秘密にしたがる 体幹リセットダイエット』で詳しく解説しているように、体幹の筋肉がしっかり使えるようになれば、全身の筋肉がバランスよく使われるようになります。だから、ダイエットにはまず「体幹のクセ」を正すことが近道です。体幹のクセを直すだけで「全身がスッキリして、気になる部分が特に細くなる」と実感できるはずです。

ただ、体形のコンプレックスは人によってさまざまなので「狙ったパーツだけ細くする方法が知りたい」という人も少なくありません。

この場合にリセットすべきなのは「動作のクセ」です。気になるパーツには必ず動作のクセがついています。このとき、筋肉は凝り固まって縮んだり弱くなったりした状態です。これらの筋肉をほぐして目覚めさせないことには、エクササイズしても得られる効果は微々たるもの。仮に無理なダイエットで一時的に細くなったとしても、そのうち元の体形に戻るのは避けられません。

だから「狙ったパーツだけ細くしたい」という場合には、筋肉を「ほぐして伸ばす」「使って復活させる」「鍛えて形を整える」「細い状態を定着させる」の4ステップで引き締めることが必要です。

次ページクセを直さないと体形は良くならない
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事