「男性選び」が「中小型株投資」に似ている理由 婚活女子が「年収」より重視する結婚の条件

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一方、知り合いのエコノミストの方に、「投資って何のためにするのか」と聞くと、「資産形成とインフレヘッジのため」という回答でした。インフレヘッジって、わかりやすく言えば、まさに「安定」のことではないでしょうか。

結婚は単純に「好き」「愛してる」という側面もありますが、極論を言うと、何が起こるかわからない将来をお互いが協力して安定させるものなんだと、認識させられました。やはり、本音としてはこれを抜きには語れないのです。

そして、多くの女性から聞く中でびっくりしたのは、「いい男(将来有望な男性)は、大学時代から付き合っている彼女が卒業後もがっちりホールドして離さず、そのまま結婚に持ち込む」という話です。有望な男子を捕まえるために、頑張って有名大学に行ったというハイレベル女子もいて、これまた驚きました。でも、これは別にあざといことではないような気がします。女性としてそういう本能を備えているのは、スゴイことだと思ってしまうのです。

恋愛や結婚でも、利確や損切りの場面は必ずある

このことはつまり、かなり若い(株価が低い)段階から将来有望であろう銘柄に目をつけ「保有」して高成長を待つ「中小型株投資」のようなものでしょうか。例えば、高品質でリーズナブルなメガネを販売しているJINSなどは、苦難の時もありましたが、約4年で株価が約150倍になりました。まさに、「いい男的な銘柄」かもしれません。

彼が一流大学を卒業して、大手企業に見事入社し2年ほど経ったところで、まずはきっちり利益確定(結婚)に持ち込む。その間、悪材料(浮気やケンカ)があっても、ジッと耐え忍ぶわけです。

もちろん耐えきれないくらいの暴落局面(さらなる悪事が発覚!?)が訪れたとき、余力(心の余裕など)がなければ損切り(サヨナラ)して、新たな銘柄に乗り換えたり、人によっては分散投資(複数の男性を見定める)することもあるでしょう。

さらに、投資と恋愛は「分散投資みたいなものだから似ている」という話までありますよね。例えば、投資の場合、ビギナーがいきなり1つの銘柄に全力投球するのは確かに危険です。ただ恋愛も複数の相手と付き合うことを「リスク分散」と言ってしまうのは、意見がかなり分かれそうです。

それはさておき、少なくとも投資をする場合は、「リスク」というものを考える必要があります。ここでは「投資信託」を選ぶ場合を考えてみたいと思います。これって、男性とのお付き合いの仕方や、人生に通じるものがあると思うのです。

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