桜庭吉彦52歳、「釜石のラグビー」に懸ける思い

ラグビーW杯のアンバサダーとしても活動

釜石シーウェイブスRFCの桜庭吉彦ゼネラルマネージャー兼GM(撮影:梅谷秀司)

今年9月に開催が迫ったラグビーワールドカップ(以下、ラグビーW杯)。全国12の試合会場のうち唯一、新設されたのが岩手県の「釜石鵜住居(うのすまい)復興スタジアム」だ。

2011年3月の東日本大震災による津波の被害で全壊した小学校と中学校の跡地に建設された復興のシンボル。同スタジアムに本拠地を構えるのが、ラグビートップリーグの下部組織にあたる「トップチャレンジリーグ」に所属する釜石シーウェイブスRFCだ。1970年代後半から1980年代半ばにかけて日本選手権7連覇の金字塔を打ち立てるなど黄金時代を築き上げた伝説のチーム、新日鐵釜石のDNAを受け継ぐ存在である。

ラグビーファンの間では新日鐵釜石の偉業が語り継がれており、「釜石」は今もなお、オマージュの対象だ。だが、世界中のファンに知られているかといえば、まだ疑問符のつくところかもしれない。

兼業・副業限定で釜石シーウェイブスの人材をビズリーチで募集した経緯を話した桜庭氏(撮影:梅谷秀司)

「ラグビーW杯は釜石やチームの名を世界にアピールする絶好の機会」

シーウェイブスは国内外に広く存在を知ってもらおうと、外部人材を登用した新たな試みに乗り出す。

具体的には同チームの「戦略プロモーションディレクター」1名を公募。

「副業・兼業限定」というラグビー界にとっても異例の試みだ。ビズリーチのサイトで4月10日まで受け付ける。

ラグビーに関心を持たない人にもどうアピールするのか

「これまでのプロモーションは内向きだった。支援してくれる会社に向けてどう発信していくかという点に力を入れすぎていたきらいがあり、地域やラグビーにさほど関心を持たない人にどう魅力を伝えていくか、という視点が欠けていた」。シーウェイブスのゼネラルマネージャー兼監督の桜庭吉彦(52)はそう話す。

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