就活生が陥る「やりたいこと症候群」の脱出法 「やりたい仕事」はどのように探せばよいか

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このように自分の「感情の癖」や「価値観」を知ることで、これらと仕事を照らし合わせながら、「やりたいこと」を探していく。特に「価値観」はさらに深掘りすることで、業務内容だけでなく、働き方や環境まで含めた自分のやりたいことを見つける指針となる。

自己PRとしても活用できる

最後に「能力ポジティブ/ネガティブリスト」の作成を行う。「能力ポジティブ/ネガティブリスト」の項目に「知識」「スキル」「苦手意識」を追加する。自分がすでに持っている能力を活かし、かつ苦手意識を持ったことを避けられていることは「うまくいきやすいこと」になる。

なお、「ライフチャート」と「能力ポジティブ/ネガティブリスト」のテンプレートファイルはこちらからダウンロードできる(テンプレートのファイルは「閲覧のみ(編集不可)」のため、「ファイル>形式を指定してダウンロード」を行って使用)。

仕事を検討する際には、このリストを元に各項目に該当するかどうかを照らし合わせていく。また、このリストはつねに更新していくことによって、自己PRシートとして利用することもできるため、随時アップデートすることをおすすめしたい。

「やりたいこと症候群」に悩んでいる就活生、若手社会人の方は、1度これらの手法を試してみてはどうだろうか。就活を行ううえでも、社会人として今後のキャリアを考えるうえでも、自分のことをより正確に理解することはメリットしかないのだから。

川畑 翔太郎 UZUZ COLLEGE(ウズウズカレッジ) 代表取締役

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かわばた しょうたろう / Shotaro Kawabata

1986年生まれ、鹿児島出身。高校卒業後、九州大学にて機械航空工学を専攻。大学卒業後、住宅設備メーカーINAX(現・LIXIL)に入社。1年目からキッチン・洗面化粧台の商品開発に携わるも、3年目に製造へ異動し、毎日ロボットと作業スピードを競い合う日々を送る。高校の同級生の誘いと自身のキャリアチェンジのため、「UZUZ」立ち上げに参画。第二新卒・既卒・フリーターといった20代若者への就業支援実績は累計2,000名を超える。2024年よりIT/DX分野の教育研修事業「ウズウズカレッジ」を分社化し代表取締役に就任。就活メディアはこちら、X(旧Twitter)はこちら、YouTubeはこちら

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