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「口臭」を気にしない日本人に欠けている視点 ビジネスシーンでは超マイナスなイメージに

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  • 安積 陽子 ニューヨーク州立ファッション工科大学主任講師/国際イメージコンサルタント
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本記事では①の生理的口臭と、②の飲食由来による口臭の予防方法を紹介しましょう。

あなたは普段、食事の後にどのようなケアを行っていますか? 昼食時に日本のビジネス街に行くと、焼肉や生姜焼き定食などを食べているビジネスパーソンの姿をよく目にします。せっかくのランチですから、好きなものを食べていいのですが、問題は、食事が終わってから「何もしていない」方が多いことです。

そうなれば当然、②の飲食由来による口臭を引き起こします。ニオイが強く、味の濃い食べ物を口にした後は特に、周囲に異臭を振りまいていると思ったほうがいいでしょう。

ミントタブレットの効果は限定的

歯磨きをせずに、ミントタブレットを口に放り込むだけという人も少なくないようですが、これも問題です。あまり知られていませんが、ミントタブレットの持続効果は一時的で、根本的な解決にはなりません。逆にミントを食べると、一時的に口の中の唾液の量が減って口が乾くため、口臭が強まる可能性があります。

歯や歯茎に隙間があると、その隙間に食べ残しが入り込み、細菌が繁殖しやすい環境となります。細菌が繁殖すればニオイを発生するために、口臭がさらにひどくなります。これが、①の生理的口臭(口の中の細菌が原因)の状態です。

そこで口内を清潔に保つために、最低限、次の3つだけは、習慣化しましょう。

食後の歯磨きを欠かさない

歯ブラシを使用している方は、できたら電動歯ブラシを使ってみましょう。歯石や食べ残しの取れる量がまったく違います。最近では、持ち運びに便利なペン型の電動歯ブラシも増えているので、外出先でも気軽に使えます。

歯磨き後に、デンタルフロスを使う

歯ブラシで落ちる汚れはたった6割といわれています。そこでデンタルフロスを使い、歯の隙間に挟まった食べ残しをきれいに除去しましょう。歯ブラシだけでは磨き残しが多いことを実感できるはずです。

さらにデンタルリンスや舌ブラシで口の中をクリアにすれば、食後のオーラルケアはバッチリです。手間がかかるように思われるかもしれませんが、慣れて手際よくやれば、この工程はたった1分で終わります。

毎日、1.5ℓから2ℓの水分を摂るようにして、口内を乾かさない

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最後に、口内乾燥対策です。毎日、1.5ℓから2ℓの水分を摂るようにして、口内を乾かさないようにしましょう。人前に立って話したり、商談をするときなどは、緊張感で口が乾きます。口内の乾きは口臭の原因になりますから、普段から水分を多めに摂って、口内に潤いを保ちましょう。

また、口呼吸も口の中を乾燥させます。口元が開きがちな人は、口周りの筋肉を鍛えましょう。唾液には、口内の浄化や抗菌をする作用があります。唾液がしっかりと出るよう、無糖のガムを頻繁にかんだり、唾液腺をマッサージしたりするのも効果的です。

ここで述べた3つのポイントは、口内を清潔な状態に保つための最低条件です。さらに、歯科医で本格的なデンタルケアを、定期的に施してもらうことが必要ですが、まずは、どこでも実践できるオーラルケアとして、この3つを習慣化することから始めてみましょう。

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