「口臭」を気にしない日本人に欠けている視点 ビジネスシーンでは超マイナスなイメージに
女性は男性よりニオイに敏感
日本を訪れた多くの外国人が驚くことは、日本人の口臭だといいます。空港での入国審査のスタッフ、タクシーの運転手、公共機関で乗り合わせた人々。なんと72%もの外国人が「日本人の口臭が気になった経験がある」と回答しています。
日本人は体臭がきつくないため、口臭もひどくないと思っているかもしれませんが、マウスケアに対する意識はそれほど高いとはいえません。「毎朝、しっかり歯を磨いているから大丈夫」ではありません。なぜなら、口臭は自分では自覚できていないことが多いからです。嗅覚には順化システムというものがあり、最初は気になっていた自分の口臭も、時間の経過とともにニオイに慣れ、次第に気にならなくなってしまうのです。
パナソニックが行った調査では、7割を超えるビジネスパーソンが、ビジネスシーンで「他人の口臭が気になったことがある」と回答しています。
特に女性は男性よりもニオイに敏感で、女性の2人に1人以上が、口臭が原因で「仕入れ先との取引をやめた」「担当者が変わるまで面談を控えた」と回答しています(江崎グリコが20〜50代の男女の就業者計824人を対象に実施した、『ビジネスシーンにおける口臭ケアについての調査』)。
欧米人のほうが体臭や口臭が強いと思っている人は多いようですが、アメリカのエグゼクティブ層の人たちの中で、口のニオイが気になるという人は滅多にいません。口が臭いというだけで、ビジネスパーソンとしては「失格」の烙印を押されてしまうからです。
日本人の口臭に関する意識は諸外国の人々と比べて高いとはいえず、口臭に関してはいますぐに意識を変えるべきだと思います。
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