悩みがないなら、不幸な人に思いを馳せよ!

今回の相談は挑戦的!

世の中には正当な理由で悩む人が大勢いる

世の中には、悩む正当な理由があって悩んでいる人がいっぱいいるのです。彼らは「今、悩んでも仕方ない」わけではない。だから、あなたが今何の悩みもないのなら、自分がこんなに幸福なのに、不幸な人がいっぱいいることに対して、自分は五体満足なのに、身体に障害を持った人がいることに対して、自分は犯罪人ではないのに、明日の処刑を恐れおののいている死刑囚がいることに対して、その人に身内が殺された人がいることに対して、わずかにでも思いを馳せたらいかがでしょうか?

私は、これまでこういう操作をやりすぎてきました。そして、自分が何らかの点で報われている場合、そういう自分を許してはならないと決めてきました。私は20代の頃、あまりにも自分が不幸だったので、そして、その後、苦境を何とか脱却したとき(一生哲学をしていいという地位が与えられたとき)、世の中には不幸な人がいっぱいいるので、自分は幸福になってはならない、と決心しました。そして、絶え間なく自分は悩まなければならない、と決心したのです。すると、ちょっとだけ死にたくなるほどの罪責感から逃れることができました。

というわけで、普通の人生相談なら最初に書くべきことを今回はわざと最後に回しました。というのも、こういうことをノウノウと語るのは、やっぱり気恥ずかしいからです。

今回の参考文献としては、『不幸論』(PHP新書)と『生きにくい――私は哲学病』(角川文庫)を挙げることにします。

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