さらに、現金だけのオペレーションと異なるために、レジも作業の流れが一瞬止まる。決済データ通信を待ってからレシートが発行されるため、ブランクの待ち時間が生じ、筆者の後ろにレジ待ちの列ができてしまった。皆さんごめんなさい。
コンビニでも以前PayPayでコード決済をやってみたが、スマホで決済すると財布を出さないですむが、受け取ったレシートを入れるためにわざわざ財布を出すというアクションが必要になる(レシートを財布に入れない人もいるだろうが)。これも意外に面倒だ。
ちなみに、PayPayの支払いで、店が提示するQRコードを読み取る方式(ビックカメラなどがこれ)では、読み取ったあとに自分で払う金額を打ち込み、レジの方に確認をしてもらい…と、かなり時間がかかる。これでいいんですか、と確認しながら支払いするので、コード決済の普及でレジがスムーズになるかどうかは相当疑問だ。
100円ショップでも観光地でも…クイックペイが最強
ひと月の間、買い物するたびにレジを凝視し、「ここなら何で払えるのかな」を観察する癖がついてしまった。外食先でも、100円ショップでも、旅行先でも同様に、払えるものはキャッシュレスで支払った。
結局、いろいろ試した結果、筆者の利用環境ではクイックペイ払いが最も汎用性が高かった。100円ショップ(ダイソー)でも、沖縄で立ち寄った道の駅でも、クイックペイ払いが使えたのだ(ただし利用できるかは店舗によって異なる)。
むろん、クイックペイが使える場所なら、交通系マネーやWAON、nanaco、楽天Edyも使えることが多い。それでもクイックペイを使ったのは、アプリを立ち上げなくてもスマホで端末にタッチするだけでいい手軽さと、ポイントの二重どりのためである。なんといっても、これは節約検証なのだから。
筆者の行った方法は以下の通り。使用しているスマホはAndroidなので、グーグルペイを使っている。そこにクイックペイの支払い元としてKyashのカードを登録する。Kyashはプリペイド式のバーチャルVISAカードで、これで支払えば代金の2%がキャッシュバックされる。
とはいえ必ずしも事前チャージする必要はなく、Kyashのチャージ元としてクレジットカードをひもづけておくと、支払った代金はそのカード経由での引き落としとなる。そのため、Kyashとクレカのポイントを二重に稼げるというわけだ(ただし、この方法はグーグルペイのみ対応)。
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