卒業間際で決まる「かけこみ内定」逆転シナリオ

応募からわずか1週間で内定を得た学生も

大学4年生が4月までに内定を得ることは可能なのか (写真:SAMURAI/PIXTA)

深刻な人手不足、採用難が叫ばれる中で、就活生にとってはバブル時代を思わせる超売り手市場が続いている。政府が集計している就職状況を見ても、希望すれば100%近い学生が就職できる環境だ。

しかし、それでもいまだに内定が取れずに苦労している就活生がいる。いったいどうしてだろうか、何か原因があるとしたらそれは何なのか、そして、4月入社に間に合わせるために、これからでもできることはないのか。今回は、かけこみ内定を獲得するための「逆転のシナリオ」をまとめた。

『就職四季報』特設サイトはこちら

厚生労働省と文部科学省が発表している「大学等卒業予定者の就職内定状況調査」によると、2018年3月卒業の大学生の4月時点の就職率(の調査)は、調査開始以来最も高い98.0%となり、希望者のほとんどが就職できる環境であることを証明した。

しかし、そんな好環境でもなかなか企業の内定がもらえない就活生がいる。いったいどうしてだろうか。都内のある大学のキャリアセンター職員に聞くと、「どうしても就活に前向きになれない学生が毎年一定数存在する」と言う。

ギリギリまで就活に取り組めなかった学生も

組織論でよく言われる「2・6・2の法則」は就活にも当てはまるようだ。就活に対するモチベーション別に、「就活に前向きな20%」「就活のモチベーションは普通の60%(さらに細かく30%+30%と区別することも)」「就活に後ろ向きな20%」に分けることができる。

ただし、内定が取れずに過労するのは、就活に後ろ向きな20%だけとは限らない。別の大学のキャリアセンター職員は、「研究活動に没頭してどうしても就活に取り組めなかったという理系学生や、成績次第では卒業できない可能性があったが、卒業できることがわかって大慌てで就活をスタートする学生もいる」と言う。

次ページ2~3万人がかけこみ内定
キャリア・教育の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 赤木智弘のゲーム一刀両断
  • 競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • スージー鈴木の「月間エンタメ大賞」
  • 埼玉のナゾ
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
-

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

ログインしてコメントを書く(400文字以内)
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
金利・為替・企業業績を検証<br>暗転する世界経済

8月の金融市場は波乱の展開となった。市場の不安心理を増幅する、貿易の不均衡をめぐる米中対立は激化の一途だ。懸案はそれだけではない。日本や欧州も含め、金利、為替、株、金価格、日本の企業業績など、影響を幅広く検証する。