全米を欺いた「36歳黒人俳優」のヒドい自作自演 ジャシー・スモレットの非常識すぎる大ウソ

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決して誰もが知るビッグスターではなかったスモレットの名前は、この一件で、たちまちメディアに飛び交うようになった。SNSでは、セレブから一般人まで、あらゆる人々がヘイトクライムへの非難や、スモレットへの支持を表明した。

しかし、スモレットには不自然な点もあった。彼の話では、犯人が「ここはMAGAの国だ」と言ったのを、そのときちょうど携帯でつながっていたエージェントが聞いているとのことだった。なのに、スモレットが警察に携帯の通話記録を出し渋り、さらに何日かしてようやく提出されると、通話記録が削除されていたというのだ。

「白人2人組による暴行事件」はヤラセ

そして2月15日、事件は新たな展開を見せる。逮捕された2人組は、なんと黒人兄弟。さらにその1人は、「Empire 成功の代償」にエキストラとして出演していたのだ。

警察は、事件がスモレットの計画によって起こったものとして捜査を方向転換。兄弟は、警察に完全協力することで釈放された。これまでにわかったことによると、兄弟はナイジェリア出身で、スモレットと一緒にワークアウトするような仲。兄弟が警察に提出した携帯記録を見ると、事件が起きた頃、スモレットと彼らの間には頻繁な通話記録があった。また、兄弟は事件前に襲撃のリハーサルをやったこと、スモレットからお金をもらう約束だったことも警察に語っている。

だが、実際の襲撃で、兄弟はスモレットにケガをさせることはしておらず、病院に行ったときの痣(あざ)がどうやってつけられたものか、2人にはわからないそうだ。兄弟はすでに起訴陪審に出廷し、ついにスモレットも20日、虚偽の被害届を出した容疑で逮捕された。

これらを受けて、スモレットをめぐる空気は一変。ロサンゼルスの街には早くも彼を風刺するポスターが登場している。1つは『ブラックパンサー』のパロディで、「Black Prankster(黒人のおふざけ人)」。

もう1つは『ブラック・クランズマン』のポスター中心に彼を据え置き、「主演俳優部門にあなたの1票を」とある。

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