堀ちえみさんが患う「口腔がん」はどんな病気か 早期発見しにくく日本では毎年7000人が罹患

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さらに気をつけなければいけないのが、飲酒時の喫煙です。普段はタバコを吸わないのに、お酒飲むときだけ吸う、なんて人もいらっしゃいますよね。飲酒時の喫煙は、タバコに含まれている発がん性物質がアルコールによって溶け、口の粘膜に直接作用するため、余計にリスクが高くなると言われています。

バランスのいい食事はもちろんですし、口の中に治していない虫歯や、磨き残しで汚れている歯があると、口の粘膜が傷つき口腔がんになりやすい環境になります。

最近、歯医者に行っていなかったり、口に違和感があったり、歯石を取ったことがない、歯がしみるなどの症状があったりする人は予防の意味も含めて歯医者を受診して、悪いところは治し、クリーニングをして口の中を清潔に保ちましょう。それも、口腔がんの予防になります。免疫力を高めることも重要です。体の免疫力を高めると、悪性腫瘍ができにくいことがわかっています。

口腔がんにならないためのセルフチェック10カ条

まずは、口腔がんにならないために、簡単ではありますが以下のことに気をつけましょう。

まず、セルフチェックとして、

1.なかなか治らないしこりや腫れはないか?
2.赤くなっていたり、白くなっているところはないか?
3.2週間以上治っていない口内炎はないか?
4.合わない入れ歯を使っていないか?
5.食べ物がのみ込みにくいなどはないか?
6.1日にタバコを40本以上吸うか?
7.1日に日本酒換算で3合以上飲むか?
8.口が開きにくくなってきたりしていないか?
9.唇や舌がしびれたりしないか?
10.抜歯後など、口内の傷の治りが悪くなってないか?

口腔がんにならないためには、生活に気をつけるのがいちばんです。口腔がんで手術などになれば、食事や発音などに支障が出て生活の質はどうしても落ちてしまいます。繰り返しになりますが、健康でおいしく食事をしていくためにも、定期検診は本当に大事なのです。

小林 保行 歯科医師/キーデンタルクリニック院長

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こばやし やすゆき / Yasuyuki Kobayashi

2004年東京歯科大学歯学部卒業、表参道の総合歯科医院に勤務。2006年市谷の歯科医院にて副院長として勤務。2008年に赤坂見附駅から徒歩1分の場所にキーデンタルクリニックを開院しました。開院以来、「確かな技術で納得の治療を」モットーに、あごや歯の場所を細かく分析をし、歯だけでなく口回りを総合的に診断。現在はムシバラボというサイトを立ち上げ、歯や口周りの情報を発信。主な資格はDHA岩田セミナー認定医、総合治療セミナー「一の会」認定医、クリアアライナー矯正認定医、日本顎咬合学会所属、日本インプラント学会所属、消防庁認定、救命技能講師修了。

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