そのほか、2008年の結果で「パソコン」がいきなり2位につけたり、2018年の結果で「モバイルゲーム」が6位につけたり(※2012年からの追加項目)と、インターネットを使った趣味や遊びがどんどん身近になっている様子もうかがえます。
平成で進んだ「趣味離れ」、遊ばなくなった日本人
とはいえ、ランキング全体に関して言えば、20年間でいちばんはっきりとわかる変化は、生活者の「趣味離れ」です。
4時点以上で継続的に聴取している50項目の趣味・スポーツのうち、2018年にスコアが過去最低を更新したものは、なんと29項目。全体の6割にも及びます。
趣味やスポーツに関する別の設問をみても、
●「1年を通じて、楽しんでいる趣味がある」
1998年60.2%→2018年49.1%(-11.1ポイント、過去最低)
1998年60.2%→2018年49.1%(-11.1ポイント、過去最低)
●「1年を通じて、何かスポーツをしている」
1998年33.3%→2018年24.5%(-8.8ポイント、過去最低)
1998年33.3%→2018年24.5%(-8.8ポイント、過去最低)
●「スポーツのグループ・サークル・団体に参加している」
1992年24.0%→2018年15.1%(-8.9ポイント、過去最低)
1992年24.0%→2018年15.1%(-8.9ポイント、過去最低)
●「趣味のグループ・サークル・団体に参加している」
1992年23.6%→2018年14.7%(-8.9ポイント、過去最低)
1992年23.6%→2018年14.7%(-8.9ポイント、過去最低)
と、いずれも20年間でジリジリと下げ、直近に最低のスコアをつけています。
「趣味離れ」の背景にはさまざまな要因があるのでしょうが、影響が大きそうなものを挙げるとすればやはり「お金」の問題があるでしょう。
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