本日発売、「パズドラZ」に描くガンホーの野望 売り上げ僅少でもコンシューマー機に進出するワケ
コミック誌やコンビニで布石着々
狙うは、ポケモンの再現。そのための布石も打っている。
小学生向けのコミック誌『月刊コロコロコミック』では、12月からパズドラZの漫画連載がスタートした。同誌の「発売がまてないゲーム」のランキングでは、ポケモン最新作を抑えてパズドラZが首位に立った。
また、パズドラZの発売に合わせて、セブン-イレブンやTSUTAYA、ピザーラとの連携イベントを実施し、店頭でのプロモーションも行った。
「アニメーション部分は作り直しを繰り返して、本当にクオリティが高い」(ガンホーの山本大介「パズドラZ」プロデューサー)ため、当然ながらアニメ化への期待も高まる。「今のところ、その予定はない」(同)とするものの、大型IPとなりうる下地は着実に整いつつある。
ガンホーの業績は足元も高水準が続いているものの、直近の2013年7~9月期は同年4~6月期と比べると減収減益となった。そのため、株式市場では「ピークを過ぎたのではないか」ともささやかれている。
はたして、パズドラは任天堂におけるポケモンのように、市場の不安を払拭し、今後もガンホーの屋台骨を長きにわたって支えていける大型IPとなりうるのか。パズドラZはその展望を占う、格好の試金石といえそうだ。
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