本日発売、「パズドラZ」に描くガンホーの野望 売り上げ僅少でもコンシューマー機に進出するワケ

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「ランキングでトップ10に入っても月商1億円程度」(業界関係者)というスマホ向けゲーム市場において、パズドラがいかに驚異的なコンテンツであるかがわかる。

20~30年後の潜在ユーザーを開拓

「パズドラZ」のバトル画面

そのガンホーが、満を持して3DS向けに発売したのがパズドラZだ。

このソフトは、本家パズドラの世界観をそのままに、ストーリー性やゲーム性を高めたパズルRPG(ロールプレイングゲーム)。3DSの通信機能を使って、仲間モンスターの交換なども楽しめる。

しかし、3DSのようなコンシューマーゲーム機の国内市場は「100万本で大ヒット」という世界。ソフト1本の販売価格が4000円だとしても、売り上げは40億円程度にしかならない。前述のように平均月商130億円をたたき出すガンホーが進出するには、割の合わない分野に思われる。

それでもなお、ガンホーがコンシューマーゲーム機にこだわったのはなぜなのか。エース経済研究所の安田秀樹アナリストは「小学生を対象として、20年~30年後の潜在ユーザーになりうる低年齢層にブランドを浸透させるため」と分析する。

大型のIP(知的財産)となりうるコンテンツは、アニメかコンシューマーゲーム機からしか生まれない、というのが業界の定説だ。任天堂のキラーコンテンツに育った「ポケットモンスター」シリーズはまさにその典型。第1作の発売当時、小学生だったユーザーが成長し、今の主力ユーザーは大学生となっている。

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