センター試験直前に「避けるべき」3つのこと 追い込みで長時間の勉強はしてはいけない

拡大
縮小
センター試験直前にしてはいけないことは何でしょうか(撮影:梅谷秀司)

アップルショックではじまり、米中関係などからも目が離せず、波乱が予想される2019年。大学受験を志す人にとっては、「自分にだけは波乱もショックも起きてほしくない! 」と考えていることでしょう。

受験生にとって、目前に迫っているのがセンター試験(1月19日、20日)です。喫茶店を見渡しても、勉強している人が多い時期になりました。そこで今回は、試験1週間前の受験直前期に、受験生と親が陥ってしまいがちな3つのわなについてお話しします。直前期にやってはいけないこととは何でしょうか。

1つ目は、情報のわな

社会人であれば、普段からアンテナを張り巡らせ、自らの知識、見識を高めるための情報収集をすることは必須です。そのために、新聞や本を読み、セミナーに通い、ニュースアプリなどを熟読するわけです。社会人であれば情報の洪水に呑み込まれても、なんの問題もありません。

しかし、受験直前期に「情報収集」をするのはNGです。いたずらに情報を集めてもいいことなど何もありません。直前期には、「あれが出るらしい」「あの教科書・問題集はよく当たるらしい」といった、まことしやかな話がなぜか回ってきます。

特に、SNSの発達した現代においては、注意が必要です。直前期というのは、自分で思っている以上に神経質、敏感になっているものです。そんなときツイッターを見てみると……。

「センター試験、おれのときはこうしたら成功した」

「センター本番ではこんなのが出て焦った」

といった、自分の体験談のみに基づく、したり顔の大人たちの昔話が氾濫しています。情報の海で溺れてはいけません。

現代においては、情報は集めるよりも取捨選択するほうがはるかに難しいのです。下手に情報を収集してしまうと、その取捨選択に困ってしまい、余計な情報が頭に入ってきて、無駄に戸惑うだけです。

次ページ直前期の長時間勉強もNGだ
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT