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2015年新卒就活は熱気とともにスタート 参加学生数も出展企業数も昨年を上回る

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  • 田宮 寛之 経済ジャーナリスト、東洋経済新報社記者・編集委員
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会場の中に入ると、学生であふれかえっていて、思うように希望企業のブースに行けないほどだ。学情によると、昨年の12月初旬の合同説明会では2日間で約1万4000人の集客だったが、今年は1日で2万人とのこと。出展企業は昨年は1日40社だったが、今年は66社。

今年の3年生は4年生の就職がよかったことから、緊張感が足りないと言われているが、実際は緊張感を持ちかなり焦っているようだ。また、企業の採用意欲の強さも伝わってくる。

まだ就活中の4年生がいる

会場内で行われる企業の講演会を待っていた日本女子大の学生は、「大学の先輩はいい企業に決まっているが、バイト先にはいまだに就活をしている4年生がいる。食品業界を志望しているが、ちゃんと就職できるか不安だ」と話した。この学生はすでにSPIの問題集をひととおり終わらせたとのこと。前日には大学内で開催されたグループディスカッションのセミナーも受講したそうだ。景気回復しているからと浮ついてはいない。

出展している企業の人事担当者にも話を聞いた。ある人事担当者は「こんなに学生が来るとは思わなかった。持参した資料が足りなくなりそうだ」と、学生数の多さに驚いていた。また、別の企業の人事担当者は、「ブースに来た学生は熱心に質問してくる。質問内容もしっかりしているので、かなり準備してきているようだ」と言う。

一部では就活生の合同説明会離れが言われている。HR総合調査研究所の調査によると、2014年新卒では合説に1回も参加しなかった学生が、就活生全体の約20%にも上ることが明らかになっている。取材で学生と話していても「合同説明会は行っても疲れるだけ」「企業の人とまともに話ができないので、行ってもムダ」と言う学生は少なくない。しかし、この日の様子を見る限りでは、学生の合同説明会離れは感じられない。

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【午後になっても絶えない来場者】

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