2015年新卒就活は熱気とともにスタート 参加学生数も出展企業数も昨年を上回る

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12月1日、2015年卒の大学生の就職活動が本格的に始まった。都内の各地では合同企業説明会が開催されて、多くの学生が参加した。東洋経済では、就職情報会社の学情が東京・渋谷で開催した合同企業説明会「Super Business Forum」を取材した。

景気回復だが安心していられない

昼過ぎにJR渋谷駅中央口を出ると、リクルートスーツに身を包んだ多数の学生が歩いている。「朝日学情ナビ」とロゴの書いてあるバッグを持った学生もいた。午前中に学情の合同説明会に出席し、午後はほかの説明会に行くようだ。

リクルートスーツの学生たちに混じって、246号に沿った通りを進んで会場に向かう。途中で就活塾や写真スタジオのスタッフが、キャッチセールのように就活生に声をかけているのを見かける。彼らのような業者にとっても、これからが本番だ。

10分ほど歩くと会場のベルサール渋谷ガーデンに着く。入り口では、大量の学生が列を成して待っていた。開場前に列ができているのはよくある光景だが、開場してから3時間も経っているのに列を成しているのは珍しい。会場から出てきた男子学生2人組(どちらも日大文理学部)に話を聞く。

現4年生の内定率が上昇しているので余裕があるのかと思ったら、この二人はけっこう焦っていた。彼らは、「大学のキャリアセンターから、いろいろと指導を受けているので、就職の実情はわかっている。景気がよくなっているからと、安心などしていられない」と口をそろえた。

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