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政治・経済・投資 #「米国会社四季報」で読み解くアメリカ優良企業

世界を変えた「アメリカ製造業」たちの現在地 米国四季報で読み解くアメリカ優良企業

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  • 加藤 千明 ファイナンシャル・プランナー、「アメリカ企業リサーチラボ」運営
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一方のフォード。破綻こそ免れたものの、傘下にあったマツダの株式売却、ボルボの中国企業への売却などを行うと同時に、商品開発・生産体制を一本化。それによって誕生した同じモデルの車種を世界中に販売する「ワン・フォード」戦略を採用し、体質の強化を図ってきた。

フォードは、スポーツタイプのマスタングやSUVのエクスプローラーなどのいわゆるフォードブランドと、ワンランク上の位置づけとなるリンカーンブランドでの展開を行っている。売上高では、やはりアメリカ国内が6割強と大半を占めるが、欧州が2割、アジア太平洋地域も1割あり、グローバルでの幅広い展開が行われている。ちなみに日本市場からは、2016年に完全撤退している。

テスラの今後はどうなるのか

この業界で、いま最も重要なテーマの1つがEVだ。環境問題の高まりを背景に、急速にEVシフトが進んでおり、日中米欧の各自動車メーカーが開発にしのぎを削っている。そのなかで異色なのは、2003年に誕生したベンチャー企業のテスラ(TSLA、当時の社名はテスラモーターズ)だ。

テスラのラインナップは、これまで高級セダンのモデルSとSUVのモデルXが2本柱だったが、価格を抑えた普及タイプのモデル3の量産体制がようやく整い、3本目の柱に育ちつつある。コストや開発費負担が先行し赤字が続いていたが、2018年7~9月期決算で黒字に転換した(2018年12月期通期ではまだ赤字の見通し)。

テスラはEVだけにとどまらず、キーデバイスであるバッテリーも強化している。また2016年に太陽光パネルのソーラーシティを買収すると、翌2017年2月に社名をテスラモーターズからテスラに変更した。EVだけにとどまらない総合エネルギー企業としての姿を打ち出している。

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