「とみ田」のつけ麺が大つけ麺博で勝った意味

イベントが商業的すぎても名店は育たない

優勝トロフィーを手にした富田氏(筆者撮影)

新宿駅東口を出て大久保方面に徒歩で5~10分前後。西武新宿駅からほど近い大久保公園で「大つけ麺博 10周年特別企画 ラーメン日本一決定戦」が、10月4日(木)から10月31日(水)まで開催された。

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「大つけ麺博実行委員会」の主催により開催しているイベントで、開催期間を「第1陣」から「第4陣」までの4週間に分け、それぞれの期間に9店ずつ計36店が出店した。

大つけ麺博は全国の名店が集まるラーメンイベントだが、今までにも数回、イベントに出店したお店を投票で競わせている。もともと原則としてつけ麺だけに限っていたイベントだったが、ラーメンも提供するようになり、10周年の今年は「ラーメン日本一決定戦」と題して、ラーメンもまぜそばも何でもありの人気投票とした。

もともと、今回出店した36店は全国から集まった106店のエントリーの中から、ラーメンファンによるウェブ投票で絞られていた。そして、決戦の地である「大つけ麺博」の舞台で、実際に来場客へ提供したラーメンが評価された。

おいしさ満足度で争われた決戦

その基準は「売り上げ杯数」ではなく「OMD(おいしさ満足度)」と呼ばれる指標で争われた。来場客は1杯につき1枚の投票コインを得て、それを気に入ったお店に投票する。最終的に集まった総得票数を総売り上げ杯数で割った数値となる。

ブース外観(筆者撮影)

たとえば、1000杯売ったとしてもコインが800枚だったら80%となる。逆に100杯しか売ってなくても、100枚を超えるコインを集めてOMDが100%を超える可能性もある。杯数をたくさん売ったから良し、とはしないルールだ。

今年は10年間で最高の売り上げ・来場者数となった。来場者数は17万人。そして投票されたコインの数は15万1586枚にも上った。

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