入院中「4歳の少女」が受けた性的被害の悲惨 インドでありえない犯罪、5人が集団暴行

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インドでは近年、残虐な性的暴行事件が相次いでおり、政府も対応を迫られている。もっとも悪名高いのが、2012年にニューデリー市内を走行しているバスの中で女子学生が集団レイプに遭って殺害された事件だ。この事件をきっかけに、性的暴行の厳罰化と女性の保護強化を求める声が上がった。

抗議デモも

なかでも子どもに対する性的暴行の多発には市民の怒りも激しく、抗議デモも起きている。こうした不満に応え、インド政府は2018年4月、12歳以下の子どもに対する性的暴行で有罪になった者は死刑にすることを承認したばかりだった。

しかしいくら厳罰化しても、インドの司法制度は円滑とは言い難い。法の裁きが下るまでには何年もかかる。2018年4月のロイターによれば、裁判を待つレイプ事件は13万3000件以上に上り、2012年の約10万件より増えている。

(文:デービッド・ブレナン)

「ニューズウィーク日本版」ウェブ編集部

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