最新版「暗闇フィットネス」の凄すぎる仕掛け 短時間の運動で効果を出せるワケとは?

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ブランド名のプレイグラウンドは「遊び場」を意味するが、文字通り、遊びながらトレーニングするというのが、この新たなフィットネスのコンセプトだ。

同グループでは初導入という、アサルトバイク。前輪にファンが取り付けられており、強くこぐと風力の抵抗で運動強度が上がる(編集部撮影)

ボール、バイク、ダンベル、トランポリンなどなど、約20種類のツールを使いながらトレーニングを行っていく。いわゆるサーキットトレーニングと呼ばれるもので、その都度違う部位を鍛えて、筋肉を休ませる時間をとる。

筋トレマシンを使ったトレーニングと異なるのが、人間の体の構造に適した動きを取り入れているところ。パワー・スピード・持久力・柔軟性といった、本来の体に必要な要素を包括的に鍛えられる。たとえばマラソンをやっている人が並行してこのトレーニングを行うと、マラソンだけを行っているよりもタイムが上がる。またスポーツをやっていない人でも、日常動作が楽になる、疲れにくくなるといった効果が得られる。

短時間で効果的にトレーニング

プレイグラウンドのクラスでは、ウォーミングアップとクールダウンに5分程度かかるほか、「1分筋トレをして1分休む」というリズムでトレーニングを行い、1クラス45分間。HIIT(高強度インターバルトレーニング)という方法で、短時間の負荷の強い筋肉トレーニング+短時間の休憩を何度も繰り返すことで、筋肉中の糖を燃やし、トレーニング後の脂肪燃焼効果を高めるという。

5分間のウォーミングアップもかなりきついメニュー(編集部撮影)

45分間のトレーニングで消費カロリーは約500〜700キロカロリー。最大48時間のアフターバーン効果を含めると約4200キロカロリーだという。ちなみに、体重60キロの人がランニングを1時間行った消費カロリーがだいたい520キロカロリーだ。

上記をまとめると、「遊び場」というかわいらしい名称に反し、相当きついトレーニングということになる。確かに、軽快なダンスミュージックにのって、ボールにつま先でタッチしたり、トランポリンでジャンプをするなど、その姿を見ると、子どもが公園で遊んでいる姿を思わせるかもしれない。

次ページ1分をひたすら耐えるストイックなトレーニング
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