最新版「暗闇フィットネス」の凄すぎる仕掛け 短時間の運動で効果を出せるワケとは?

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しかし実際の体験者にとっては、遊びの感覚というより、ひたすら1分を耐える、どちらかと言えばストイックなトレーニングだと思われる。以下、実際に体験しての感想を交えて紹介する。

ツールの数とスタジオのスペースの関係上、トレーニングでは2人1組になってサーキットを回るよう設定されている。同時に同じトレーニングをすることになるため、どうしてもお互いを意識してしまう。“負けず嫌いの人”ほど自分を鍛える効果が高まるかもしれない。

2人1組で1分間のメニューをこなしていく(編集部撮影)

インターバルの1分間は、次のツールへの移動と準備に費やされるので、あまり体を休めることにはならない。水をとるのもやっとで息が上がったまま、次のトレーニングを始める。スタジオ内をグルグル回る効果と相まって、頭もモウロウとしてくる。

なお、参加者は50人程度。メイントレーナーのほか、初めて参加する人がいる場合はサポートのトレーナーが付き、ツールの使用法を指導したり、移動をサポートする。モウロウとした頭では、何度も使っているツールの使用法が思い出せなくなったが、その都度教えてもらえた。

おしゃれに体を鍛えられる

フィールサイクルもそうだが、最近のフィットネスでは「楽しむ」ことが、トレーニングを継続させる原動力になる。しかし少なくともプレイグラウンドに関しては、普段から運動不足の人では、楽しむところまで到達できない可能性がある。

初導入のトレーニングマシン、コンセプト2。いわば立位のローリングマシンで、とくに背面を中心に、全身の筋肉を鍛える(編集部撮影)

ただし、筋肉を鍛えること自体が、体に大きな負荷がかかるもので、本来鼻歌交じりにできる運動ではない。

また、プレイグラウンドのトレーニングも、筋肉が鍛えられ持久力も高まってくると、リズムにのって反復運動をすることに楽しみや快感が感じられるようになると思われる。しかも、従来の筋トレのように黙々と励む汗臭いイメージではなく、非日常的な空間の中、おしゃれに体を鍛えられるということがポイントになっている。

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