給与即日支払いで激変する「給与2.0」の世界

「月末締め、翌月払い」の給与制度は昔のまま

「働き方が変わっていくなら、給与だって変化していかなければいけない」(撮影:大室倫子)

毎月決まった日にやってくる給料日。いつもと同じ、先月分に働いた数字を見るだけ。

働き方や生き方がドラスティックに変わっている世の中なのに、日本独自の「月末締め、翌月払い」の給与制度は何十年も昔のままなのだ。

本記事は新世代の「働く力」育成メディア20’s type(運営:キャリアデザインセンター)からの提供記事です。元記事はこちら

そんな古い体質にメスを入れるのが、給与即日支払いサービス『Payme』を提供する株式会社ペイミーの後藤道輝さんだ。

学生時代は開発経済を専攻し、投資やベンチャーキャピタルに興味を持った。その結果たどり着いたのが、「給与の自由化」という考え方。彼の解く『給与2.0』の世界とは何か。

月末締め翌月払いは世界的に特殊なシステム

いよいよ日本でも、副業やリモートワーク、フレックスタイムなど、個人に合わせた柔軟な働き方ができるようになっている。一つの会社で一生働き続けることは、もはや時代遅れだという考え方もある。

「働き方改革を背景に、これからは日本でも働くスタイルが大きく変わってきます。社会的に副業をすることが当たり前になれば、複数の企業からお金が入ってくるのも当然になりますし、『レジャーとしての労働時間の切り出し』も生まれるのではないでしょうか。

例えば都内に住んでいる人が、夏休みの期間だけ神奈川の海の家でアルバイトをして、そこで稼いだお金でサーフィンして遊んで帰るとか、普段は看護師だけど休みの日は憧れのカフェで働くとか、一度でいいからディズニーランドのキャストをやってみるとか。いわば『労働力のキッザニア化』が起こるでしょう」

複数の収入源を得ることで、食べるために働く「ライスワーク」ではなく、自分の好きなことや趣味などでお金を稼ぐ「ライフワーク」が容易にできるようになる。つまり、人生を楽しむついでにお金を稼げるということだ。

しかし懸命に働いても、翌月の給料日までお金を貰うことはできない。日本の給与システムは、世界でもまれに見る特殊な制度を採用しているからだ。

次ページなぜそれを黙って受け入れているのか?
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