Tik Tokでキスやハグ!SNS最新女子高生事情

ツイッターで「アカウント乗っ取り」も流行中

この連載を始めた2016年は、カップルといえば「MixChannel」にラブラブな動画を投稿していました。ツイッターではアカウントをカップルで共有する「共同アカウント(もしくは共同垢)」を作り、お互いへの思いを1つのアカウントに投稿し合っていたのです(参考記事:女子高生がTwitterにラブ写真を載せる事情)。しかし2年経った今、その共同アカウントはすっかり下火となりました。もちろん、今でもツイッターで愛をささやき合っているカップルはいます。その人たちは「アカウント乗っ取り」を行うのです。

「乗っ取り」というと、一般的には自分のアカウントを第三者に取られてしまうことを指しますが、中高生の乗っ取りはそれだけではありません。自分の彼氏、または彼女にアカウントのメールアドレスとパスワードを渡し、自由に使えるようにすることも指します。

ツイッターはDM(ダイレクトメッセージ)がよく使われるようになったため、浮気していない証拠にアカウントを全部見せて真実の愛を誓うわけですね。また、プロフィールに「アカウント乗っ取り中」と書くことで、他の人に狙われないように牽制します。束縛し合うことで愛が深まると考えるあたりは若さですが、そうやって恋愛を学んでいくのかもしれません。

インスタグラムにものろけが投稿される

2年前からの変化はそれだけではありません。SNSごとの人気も大きく様変わりしています。そう、インスタグラムとティックトックが急激にユーザー数を伸ばし、人の移動も少しずつ始まっています。

SNSはミクシィ時代から、人が多く集まるところへどんどん移動していく傾向があります。まだLINEとツイッターの2強は揺るぎませんが、中高生はツイッターにつぶやいていたことをインスタグラムのストーリーに投稿し始めています。

ストーリーは24時間で消えること、文字や画像、動画を6秒という短い時間で見せられることから投稿のハードルが非常に低く、中高生によく利用されています。日常の風景や学校の愚痴などがどんどんアップされていくのです。

インスタグラムでは、プリクラで撮った画像や見栄えのよい写真は投稿にしっかり残し、残すまでもないことはストーリーに上げられています。

「彼氏とディズニー行った」「記念日デート」といった画像や動画は通常の投稿です。「#カップル」で検索すると、執筆時点では115万件もの投稿がヒットします。大学生や社会人の投稿も含まれますが、試しに見てみると幸せそうな画像や動画ばかりです。相手のアカウントをタグ付けしていたり、ハッシュタグで相手への愛をつぶやいていたりと、「インスタ映え」とはまったく異なる世界観でインスタグラムが使われていることがわかります。

ストーリーには気軽に投稿できるため、カップル同士のケンカが中継状態になることがあります。1人が「私の気持ちを全然わかってない!」と怒りの文章を投稿すれば、相手が「勝手にしろ」などと投稿するわけです。なぜ公開の場でケンカするのか、不思議といえば不思議ですね。目にした共通の友人たちはそれをスクショ(スクリーンショット)し、LINEで「何やってるんだろうね」「また更新されたよ」などと楽しみます。

そして、ストーリーで最も「ウザい」と聞いたのが、カップルのティックトック動画です。ある女子高生が言っていたのですが、「ストーリーを見ていると、突然カップルでダンスしてる動画が出てビビるときがある。こっちが恥ずかしくなる」とのこと。

さっそくティックトックを見てみると、まさにカップル動画が投稿されていました。

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