Instagramは「映え」から「日常」に
2017年は「2017ユーキャン新語・流行語大賞」の年間大賞に「インスタ映え」が選ばれたほど、写真共有SNS「インスタグラム」の人気が急上昇しました。2018年もSNSへの注目は続き、ショートムービーSNS「TikTok」がノミネートされましたが、惜しくも入賞にはなりませんでした。
TikTokの人気は本連載でも何度か取り上げているのでご存じの方も多いかと思いますが、10代から人気に火が付き、中高年にまで人気が広がりつつあるサービスです。とはいえ、閲覧中心で自分から投稿する人は少なく、SNSというよりもYouTubeのように動画を視聴するプラットフォームとして使われています。
では、いまSNSで中高生に最も熱いサービスはなんでしょうか。それはやはり、Instagramなのです。
プリキャンティーンズラボ byGMOが2018年9月に行った調査によると、女子中学生の約6割(58.8%)、女子高生の8割近く(76.9%)がInstagramのアカウントを持っています。男子はこれよりも少ないことが予想されますが、筆者はそれほど差がないと感じています。
Instagramというと、「インスタ映え」するような投稿をする場所という印象ですが、それは「フィード」と呼ばれる、一般的な投稿の話です。
中高生がメインに使っているのは、「ストーリーズ」と呼ばれる24時間で消える機能です。Instagramアプリを起動すると画面の上部にプロフィールアイコンが並んでいますが、それが「ストーリーズ」を使っている人です。写真や動画、テキストを投稿することができ、ストーリーズを投稿したアカウントは、プロフィール画像が紫っぽい円で囲まれています。Instagramを利用している人はアイコンをタップしてみてください。次々に自動で再生されるため、手間なく閲覧できることが特徴です。
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