中野:確かに、時間が経過すると慣れるのかもしれませんが、10%というキリのいい数字だけに、何だか買い物をするときとか、必要以上に意識してしまうような気がしますね。
藤野:また節約ブームが来るかもしれませんね。今も、日本人ってデフレマインドが強いから、消費税率の引き上げによって、再びデフレスイッチが入ってしまうかもしれません。つくづく思うのですが、日本人って一消費者に限った話ではなく、経営者も含めてインフレ耐性が弱いと思いますよ。
デフレスイッチがあるかぎり、日本は「外需頼み」に
渋澤:それは確かに。なぜでしょうね。
藤野:今の経営者は、多くがデフレ対策で偉くなったからではないでしょうか。デフレスイッチがあるかぎり、日本はいつまで経ってもデフレから脱出できないと思います。となると、日本経済がよくなるかどうかは外需次第です。
中野:その意味では、中国経済の行方が懸念されます。
藤野:悲観的ですよね。う~ん、落ちを付けるのが難しいのですが(笑)、やはり安倍政権3期目の日本経済は、ちょっと苦しいということでしょうか。
中野:積み立て投資は下がっている局面こそたくさん買えるので、どこかで底を打ち、再び上昇したときは、とても有利な運用が期待できます、ってところで、草食投資隊のメッセージとしましょうか。
渋澤:あまり代わり映えしないですが、やっぱりそれが真理ですしね。
藤野:「辛抱する木に花が咲く」という言葉もありますしね。がんがん上がっているときは、投資で利益を得るのが難しいのですが、下がっているときほどお金持ちになるチャンスですから、とにかく下がっているときにコツコツ積み立てをして、再び上昇に転じるのを辛抱して待つのが大事ですね。
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