21. 四国遍路ではご本尊が祀られた本堂と、弘法大師が祀られた大師堂とふたつあるので両方に手を合わせてから
22. 人が成仏するために功徳の証として御朱印帳や納経帳を見せて仏様に極楽浄土へ行けるようお願いするという考えが今でもあり、亡くなった際、棺に納経帳や御朱印帳を入れることもある
23. 御朱印は墨書とさまざまな形の朱の印とで構成され、多様なスタイルがある
24. お寺の御朱印は中央に本尊の名やお堂の名などが書かれるのが一般的。寺の特色を表すキーワードといえるもの
25. 本尊の名前は「阿弥陀如来」「釈迦如来」「薬師如来」など。観音菩薩が本尊の場合「大悲殿」「大悲閣」とも記される
26. 中央に押される朱印は、本尊を梵字で著した御宝印や「仏法僧宝」の4文字が刻まれた三法印など
27. 梵字とは古代~中世のインドで使われたサンスクリット語を表記するための文字
28. 加えてお寺の名が刻まれた寺印も押される
29. ほかに日付、山号、寺院名、巡礼コースであれば札所番号などが記される
30. 神社の御朱印は、中央に神社の名が大きく墨書され、それと重なるように神社名が刻まれた朱印が押され、参拝した日付が書かれるスタイルが一般的
31. 加えてその神社に祀られている神様に由来する「社紋」が押される場合も多い
32. お寺、神社ともに御朱印の右上には「奉拝」などの文字が書かれる。これは「謹んで拝む」の意味
33. 御朱印を拝受する専用の冊子御朱印帳。和紙を使用したもので、蛇腹タイプと和綴じタイプがある
34. 御朱印帳は、納経帳・御宝印帳・集印帳などとも呼ばれ、大きな寺社や文具店、ネットショップでも入手できる
御朱印帳を渡す際のマナー
35. 御朱印帳を忘れた場合は半紙でいただくこともできる
36. 御朱印帳を渡す際は、書いてもらいたいページを開いて渡すのがマナー
37. ノートやメモ帳などに御朱印を依頼するのはNG
38. 規模の小さな寺社では対応する人数が限られ、平日や週末の祈祷の時間などは御朱印をいただけない場合も
39. 御朱印の重ね印とは、2度目以降の参拝で、最初にいただいた朱印の上に同じ印を重ねていくこと
40. 浄土真宗の一部など御朱印を扱わない宗派もある
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