高須院長「医者の子どもは医者に向いている」 「僕も裏口入学」とツイートした真意とは?
入学金半額だから「裏口入学」
――医学部受験のあり方についてどう考えていますか。
ペーパー試験のみの1次試験は受験者全員を通してあげて、ペーパー試験の結果は参考程度にして、2次試験の面接を重視すべきだと思っています。
今は多くの医学部がペーパー試験の結果を重んじていますが、それではいかんのです。医学部受験は、楽器の演奏や体育の実技を重んじる東京芸術大学や日本体育大学の受験に似ています。東京芸大や日体大でペーパー試験を重視していたら、楽器の演奏ができない学生や体育の実技ができない学生ばかりになり、大変なことになるでしょう。医学部も同じです。頭はいいけど必ずしも医者には向いていない、そんな学生では大学も学生本人もあとあと困るのです。
――「医者に向いている学生」とは。
献身的で、体力があり、粘り強い。これら3つが医者としての適性です。私はいつも言っているのですが、医者の仕事は頭脳労働ではなく肉体労働です。医者に向いている学生を見つけるには、2次試験の面接を重視するしかありません。
――「僕も裏口入学だよ」とツイートして注目を集めました。
正しくは「僕も裏口入学だよ。母子家庭の開業医で父親が卒業生で一次試験の成績がよかったので、二次試験は死んだ父親をよく知っている教授が担当してくれて世間話だけ。入学金も半額に負けてくれた。昭和医大は人情のわかる素晴らしい大学だった。何が悪い」とツイートしました。
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