村上春樹に「チームくまモン」から届いた手紙 ノーベル文学賞に最も近い男が訪れた熊本
当日いらしていた編集者にメールで上記の文をお送りしたところ、早速お電話をいただきました。お電話によると、「熊本旅行記」は、他の村上氏の旅行記と合わせ、単行本として発刊の予定であるとのこと。2015年11月に発売された『ラオスにいったい何があるというんですか?』というタイトルの紀行文集の中には、「熊本旅行記」が国内では唯一取り上げられておりました。
熊本訪問後、1年を待たずに起きた熊本地震には、村上さんも大変心を痛められ、「そのときにお目にかかったみなさんが、今回の大地震でどのような被害に遭われたのか、心配でなりません。(CREA WEB「CREA〈するめ基金〉熊本へのメッセージ」より)」と支援金の募金を呼びかけてくださいました。
村上さんご自身も、9月8日に来熊され、熊本地震の被災地支援のためにチャリティートークイベントを開催してくださいました。心より御礼申し上げます。
私たちは、ここぞ、とばかりに、くまモンとの対面について編集部を経由してご提案したのですが、「くまモンは遠くから見ているくらいがいい」と実現には至りませんでした。はたしてくまモンが村上春樹氏に会える日は訪れるのでしょうか……。
声を出し、思いを話す
楽しい仕事はない。だからこそ仕事を楽しくする工夫はしたい。くまモンとの仕事をとおして、私たちはダメ元で声を上げるように学び成長しました。「気づいたこと、思ったこと、見たことを仲間に話し伝えてみよう。アイデアは出てくるし勇気も出てくる」。
「紅白に出たい」「歌舞伎座の舞台に立ちたい」「大納会に行きたい」……さまざまなビッグステージにくまモンは立ってきました。声を出し、思いを話していると、共感を得、助けてくれる人が現れるものです。事実、私たちには多くの救いの手が差し伸べられ、実現に至っています。
楽しいことはみんなでシェアする。その思いがあるからこそ、共感が得られるのだと考えます。
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