投資信託で損する人がしがちな5つの勘違い

ETFをただ買っていれば儲かるとは限らない

「5つの勘違い」の3つ目は、相場の下落時にやってしまいがちな失敗です。ではどうすればいいでしょうか。

3. 相場の下落時に焦って積立額を減らしてはダメ

投信信託を積み立て投資で購入する場合、毎月一定額を積み立てていくことが基本です。相場の下落時に焦って積立額を減らしてしまうと、購入口数の買い増しができません。

長期の積み立て投資の醍醐味は、相場が下落したときに多くの口数を購入できることです。途中で大幅に下落して最初に買った価額まで回復しなかったとしても、大幅に下落した局面で多くの口数を買えていれば、最終的には投資元本以上の運用成績をあげることもあります(もちろんその投信の基準価格が必ず反転するとは限りません)。

たとえば、毎月2万円の積み立て投資を10年間継続した場合を考えてみます。わかりやすくするため少し極端な数値としますが、最初の1年は基準価額が2万円で、その後、1年ごとに3200円ずつ下落し、5年後には基準価額が4000円まで下がったとします。これは言い換えると、もともと2万円だったものが5年後には4000円で購入できるということで、80%引きのディスカウント商品とも考えられます。つまり同じ投資金額でも多くの口数を購入できることになります。

そして、6年後から1500円ずつ上昇したと仮定して、10年目に1万円まで回復すれば、投資元本240万円(毎月2万円×120ヵ月)で、運用成績は約291万円。あくまで各種手数料を別とした単純計算ですが、積み立て投資であれば240万円の元本に対して約51万円の利益を得られることになります。もとの2万円の基準価額まで上昇しなくても、定額の積み立て投資を続けることで早いリカバリーを期待でき、リターンを得ることができます。

ETFより高リターンのアクティブ型投信も

4. アクティブ型を最初から全部除外するのはもったいない

信託報酬が1〜2%を超える商品も珍しくないアクティブ型の投資信託は、インデックス型と比べて手数料が高いイメージを持つ人も多いでしょう。しかし、それ以上の結果を出しているならインデックス型よりも有利な可能性もあります。

一般的に価格変動が激しいといわれるアクティブ型ですが、前述したとおり積み立て投資で購入する場合、相場が下がったときは購入できる口数が増えるため、長期になればなるほど価格変動の激しさを味方につけることができます。相場の上昇と下落の局面、双方を味方につけながら高リターンが期待できるわけです。

またアクティブ型の中には、全体の相場が低迷しているときに銘柄を選別して集中投資を行ったり、現金比率を高めることで、下落のリスクを最小限に抑えたりする投資信託も存在します。

たとえば、20銘柄程度の厳選投資を行う投資信託「スパークス・新・国際優良日本株ファンド」の10年間のリターン(年率)は、14.13%(2018年8月10時点、モーニングスターより)。一方、2000弱もの上場銘柄から成るTOPIXに連動するETF(上場投資信託)は、10年間のリターン(年率)は5.07%と、約3倍もの開きがあります。

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