「事故物件」借りたらマジで壮絶にヤバかった

「事故物件住みます芸人」の物件選びに同行

若くてイケメンな不動産屋さんに部屋を案内してもらう。

新宿駅から2駅、駅からも近い場所にある6畳のワンルーム(ロフト付き)のアパートを内見させてもらえることになった。

僕も松原さんについていき、一緒に見させてもらった。

室内に入ってみる。床はフローリングで、まだ新しい。血のシミはもちろん、生活の汚れもない。臭いもない。

ロフト部分の天井は低いがとても広く、荷物をたくさん置くことができそうだった。

ただ、そのロフトで首を吊ったらしい。気になる人は、気になるかもしれない。

「これなら住んでもいいかな?」

と思うかもしれない。

2度、特殊掃除の現場を取材して…

ただ、僕は少し抵抗がある。

僕は2度、特殊清掃の現場を取材したことがある。どちらもかなり死体は傷んでおり、死体から出た液体が床を侵食していた。

頭蓋から剥がれた頭皮が髪の毛とともに、現場に残されていた。

1部屋は和室だったが、ベッドから垂れた液体は、畳に侵食し、そのまま床板まで染み渡っていた。アパートの2階だったのだが、もうしばらく発見が遅ければ1階に液体が垂れている可能性が高かった。

実際、液体やウジが天井から落ちてくるのを発見して、室内で人が死んでいるのがわかるケースが和室の場合はよくあるそうだ。

もう1軒は洋間だった。コンクリート製のアパートの1階で床はフローリングではなく、クッションフロア(塩化ビニールシート)だったため汚れた部分だけをカッターナイフで切り取って剥がせばよかったので、施工自体は楽だった。死体が倒れていたとき、頭が壁に当たっていたため、壁にも液体がついていたので、壁紙も剥がした。

クッションフロアを剥がしてしまえば、床はコンクリートだったため清掃はすぐに終わったが、和室と違い洋間は気密性が高い。

強烈な臭気が部屋にこもってしばらくは呼吸ができなかった。

気密性が高いのに、どこから入ることができたのか、室内には大量のハエがいて、殺虫剤をまいてもまいても、なかなかいなくならなった。

清掃を終えると臭いは薄くなったが、やはりそれでも消えない。殺菌作用の強い次亜塩素酸水を部屋中に撒き室内を消毒し、オゾン消臭器を数日間かけてやっと消える。場合によってはそれでも消えないことがあるという。

次ページ住み始めてからのトラブルこそ飯のタネ
ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 野口悠紀雄「経済最前線の先を見る」
  • 新競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • おとなたちには、わからない
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
トレンドライブラリーAD
人気の動画
ついに上場廃止、大塚家具の末路
ついに上場廃止、大塚家具の末路
日本初、「工場を持たない」EVメーカー誕生の衝撃
日本初、「工場を持たない」EVメーカー誕生の衝撃
男性も入れる?新業態『ワークマン女子』の中身
男性も入れる?新業態『ワークマン女子』の中身
面接や説明会で採用者が嫌う「9つのNG質問」
面接や説明会で採用者が嫌う「9つのNG質問」
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
2050年の中国<br>世界の覇者か、落日の老大国か

米国と並ぶ超大国を目指す中国。しかし中国の少子高齢化はこれまでの想定を超える速さで進行しています。日本は激変する超大国とどう付き合うべきか。エマニュエル・トッド、ジャック・アタリ、大前研一ら世界の賢人10人が中国の将来を大胆予測。

東洋経済education×ICT