「ストレスに弱い人」に教えたい3つの対処法

感じないのも逆にメンタル面で心配だ

ストレスの原因には、下記のようにさまざまな種類があります。

・物理的、化学的要因(気温、湿度、騒音、薬品など)
・身体的要因(過労、病気、栄養状態、睡眠不足など)
・心理的要因(怒り、不安、喜びなど)
・社会的要因(人間関係、転職、昇格、進学、恋愛、結婚、出産など)
・変化の大きさ(急激な寒暖差、安定した環境から不安定な環境への移動など)

昇格や恋愛、結婚など、一見ポジティブに思われることもストレスに含まれていることがわかります。つまり、日常の中で起こるさまざまな「変化」や「刺激」が、ストレスの原因になるのです。

また、状況やその人の性格、これまでの経験などによって、刺激を喜びや励みにできる場合もあれば、不安や心配を感じてしまう場合もあります。口うるさい上司も、心に悪影響を与えるストレスになる場合もあれば、シャープな気づきを与えてくれるありがたい存在ととらえられることもあるでしょう。

こういったものに無頓着で、自分にとって何がストレスになりうるのかに気づかずにいると、知らず知らずのうちにストレスを溜めこみ、発散するための対策もとらずに放置することになりかねません。

ストレスを味方につけてパフォーマンスアップ

勘違いしてほしくないのは、ストレス自体は「悪」ではないということです。

過剰なストレスは当然、人に悪影響を与えます。一方、仕事などの場では、ストレスがあまりにも低いと「孤立感が強くなる」「意欲が低下する」などの影響が出てくることが知られています。

これを裏付けるのが生理心理学の基本法則である「ヤーキーズ・ドットソンの法則」です。ここでは詳細は割愛しますが、簡単に説明すると、

「過剰なプレッシャーはやる気を低下させるが、逆にまったくストレスがないと意欲は上がらず、最高のパフォーマンスを発揮できるのは、適度なプレッシャーがあるとき」

だということを、ネズミを使って立証した実験です。

ストレスやプレッシャーがない状態を仕事にあてはめて考えてみましょう。たとえ仕事量が多くなくても上司や同僚、あるいは家族に期待されていないような状態は、孤独でつらいものです。

また学生時代を思い出すと、テストは学生にとってストレスの最たるものだったでしょうが、テストがなければ多くの学生は勉強をしませんし、テストの結果から奮起することもないでしょう。

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