冷凍王子が選ぶ、すごい冷凍食品「ベスト5」 国内生産量・金額とも過去最高に
冷凍食品はすでに生活の中に定着している。博報堂生活総合研究所の「生活定点」調査の「冷凍食品を含む調理済食品の利用」によると「よく使う人」は、1998年の調査開始以降増えている。1998年と2016年を比べると、50代女性で12.7%から29.3%、60代女性で12%から20.1%と増加していて、中高年にも浸透している。
日本冷凍食品協会が発表した、昨年の家庭用の国内生産量と生産金額は、それぞれ過去最高。ともにほぼ右肩上がりだ。
手抜き食品と言われた冷凍食品は”手間抜き”食品へ
「今年はさらに生産も消費も伸びそうで、『冷凍食品イヤー』と言っても過言ではないでしょう。昔は手抜き食品と言われましたが、『手間抜き』食品なんです」
協会の三浦佳子・広報部長はこう熱く語る。
料理で手間がかかるのが、にんじんやゴボウなど根菜類の皮むきや下ごしらえ。冷凍食品を使えば、その手間が省け、空いた時間を活用できる。たとえば三浦さんがよく利用するのが冷凍の「豚汁の具」。鍋に入れ、みそを追加するだけで、野菜たっぷりの豚汁がすぐできる。
製造工程も進化し、有名シェフの味を再現した商品も増えてきた。暑くてキッチンに立ちたくない今こそ使おう。
そこで注目の商品ベスト5を、冷凍生活アドバイザーの、「冷凍王子」こと西川剛史さんに選んでもらった。