イオンが南青山で「冷凍」マカロンを売るワケ 高級冷凍食品専門店を中目黒、麻布にも展開

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マカロンやカヌレ、フォアグラなどフランスを代表する食材が冷凍食品でそろっている(記者撮影)

“庶民派”スーパーを展開する国内流通大手のイオンが、高級店の立ち並ぶ港区・南青山に新業態のスーパーを出店する。

11月23日、フランス発祥の冷凍食品専門スーパー、「Picard」(ピカール)の青山骨董通り店がオープン。フォアグラやエスカルゴ、マカロンやエクレアなどフランスを代表する料理やデザートが所狭しと並ぶ。

ミックス野菜やトマトソースなどの調理素材も取りそろえ、品数は200を超える。これらがすべて、冷凍食品だというのだから驚きだ。

メインからデザートまで冷凍食品

日本初上陸の冷凍食品専門スーパー「ピカール」。1号店は青山骨董通りに構える(記者撮影)

ピカールには322円(税込)のイタリアンパセリもあれば、4個入り1815円の「アトランティックサーモンのタルタル」や、3~4人前で3219円の「サーモンのパイ包み焼き」など、一般的な冷凍食品に比べて高単価の商品も多い。

ピカールの冷凍食品は遺伝子組み換え食品や人工甘味料を一切使わず、塩分や糖分も制限。品質の高さゆえに、フランスではホームパーティーやレストランでも用いられるという。品揃えも豊富で、ちょっとした小腹満たしから、主菜、デザートまで、すべてを冷凍食品でまかなうことができる。

青山骨董通りを皮切りに、12月以降も中目黒や麻布十番といった高級店や高級住宅が数多く並ぶエリアへの出店を予定している。

この高級冷凍食品の専門スーパーを展開するのはイオンの子会社だ。2016年6月にピカールを展開するために100%出資子会社のイオンサヴールを設立。11月に日本1号店を開くに至った。

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