冷凍王子が選ぶ、すごい冷凍食品「ベスト5」 国内生産量・金額とも過去最高に
1.本格炒め炒飯
2.特から
3.お弁当にGood! ミニハンバーグ
4.レンジでふっくらパラッと五目炒飯
5.えびピラフ
6.若鶏たれづけ唐揚げ
7.焼おにぎり10個入
8.今川焼(あずきあん)
9.お弁当にGood!からあげチキン
10.お弁当にGood!衣がサクサク牛肉コロッケ
チャーハンが押し上げている冷凍食品市場
1位は2001年発売の看板商品「本格炒め炒飯(R)」(R)は登録商標マーク)で、出荷ベースで100億円を突破した。30億円の設備投資で生産技術を向上。「ぱらぱら感」を出すため、250度以上の熱風で余分な水分を飛ばす「三段階炒め製法」を取り入れている。今春のリニューアルで焼き豚を従来より1.2倍の大きさにするなど、年々レベルアップを図っている。
チャーハンはニチレイフーズに限らず、各メーカーで人気だ。前出の日本冷凍食品協会の三浦さんによると、チャーハンが冷凍食品の市場を全体的に押し上げている。10年ぐらい前からぱらぱら感があるものが出始め、600~700グラムといった「大盛り」も増えてきたという。各メーカーが製法や味にこだわることで、中華料理店のような本格チャーハンが楽しめるようになってきた。
2位の「特から(R)」は、しょうゆだれがしみこんだ皮が厚く、食べ応えがある。鶏(とり)のから揚げは弁当の定番だが、夕食のメインにも十分活用できそうだ。
「一つ平均32グラムで、従来より18%大きくなっています。食卓で食べてもらうことを考え、ジューシー感を出しました」(ニチレイフーズ広報グループ)
チャーハンやから揚げを電子レンジでチンして、冷凍野菜を添えれば、立派な夕食ができあがる。
7位の「焼おにぎり10個入」も、以前に比べて大きくなっている。育ち盛りの男子高校生2人がいる40代の母親が言う。
「冷凍庫に焼きおにぎりがなくなると、大丈夫かなと、心がざわざわすることもあるんです」
冷凍庫にランキングの商品が入っている家庭は多いだろう。日持ちがするのでストックしておけば、いざというときに役に立つ。
8位の「今川焼(あずきあん)」は、前出の西川さんもベスト5に選んだ冷凍スイーツの先駆けだ。5個入りで自然解凍でもOK。冬のイメージの強い今川焼きだが、夏は自然解凍した冷たいものも食べられる。
(文:大崎百紀/週刊朝日)※週刊朝日 2018年7月20日号より抜粋
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