フランス、ベルギーを1−0で振り切り決勝へ 次はイングランド‐クロアチア戦の勝者と

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オリヴィエ・ジルーはヘディングシュートを放ち、キリアン・エムバぺからのボールをベンジャマン・パヴァールが放った低い弾道のシュートはティボ・クルトゥワが足を伸ばし阻止した。

素晴らしい内容の前半だった。両チームににとって必要なものはゴールだけだったが、ハーフタイムの後すぐにゴールが生まれた。

サミュエル・ユムティティがヘディングで押し込んだ

アントワーヌ・グリーズマンのコーナーから、サミュエル・ユムティティはニアサイドで長身のマルアン・フェライニに競り勝ち、フランスを決勝に導くヘディングシュートを決めた。

マルティネス監督はムサ・デンベレを下げてドリース・メルテンスを投入。攻撃を活性化させようと試みたが、フランスはベルギーが誇るクリエイティブな2人の選手を自由にはさせなかった。

獅子奮迅の働きをしたのが、エンゴロ・カンテだ。彼の活躍により、フランスはケヴィン・デ・ブライネとエデン・アザールが守備の綻びを突くわずかな機会さえ与えなかった。

試合終盤の猛攻でチャンスはあった。ベルギーは、マルアン・フェライニがヘディングシュート、アクセル・ヴィッツェルが中距離からの凄まじいシュートを放ったのだが、いずれもウーゴ・ロリスに弾かれた。

フランスは2016年の「ユーロ2016」決勝でポルトガルに敗れた屈辱を記憶している。

「2年前のことだ。私は2年前に起こったことを覚えている。(2016年の)決勝では掴むことができなかった勝利をこの決勝では絶対に掴みたい」とデシャン監督は語った。

(文:サイモン・エヴァンス、編集:エド・オズモンド)

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