【グローバル・キャリア・アドバイス Vol.1】
社内政治の人脈がコンサルタントの成否を分ける?
In a large consulting firm, when you join, have a clear view which practice group you want to work with and establish relationships in this practice group early on. When you join a major consulting firm, actively choose a mentor and create his interest in giving you access to relevant people. Much is done through internal relationships not just merit. If you join a major consulting firm, talk to as many people as possible before you start to make yourself known such that you are assigned to the first project that you are comfortable with. The first 6 months are deally key to your future progress.
「大手コンサルファームでは、どのセクター担当チームに入るか考えておき、当初からそのチームと良好な関係を築く必要がある。メンターをしっかり選んで、あなたにとってのキーマンに紹介してもらえるようにしておくこと。キャリアの多くは能力やパフォーマンスだけではなく、内部政治でも決まるのだから。
大手のコンサルティングファームに入ったら、仕事開始前からできるだけ多くの社員と関係を作っておくこと。それでこそ自分が活躍できるファースト・プロジェクトに入れてもらえるのだから。最初の半年が将来のキャリアでの成長にとって、とても重要なのだ」
<グローバルエリートからの講評>
いい仕事だけでは駄目で、人間関係を大切に
さて、この「自分がつくメンターを間違えない」というのは非常に重要で、これに加えて社内の人、全員と仲良くして敵を作らないことの大切さは、今回、インタビューした世界中のコンサルタントが強調している。
一流のグローバル・コンサルファームとかは、もはや中にいる人はほぼ皆賢いので、協調性とかチームワーク能力とか信頼性の強さとか、人と良好な関係を作る全体的な人間力が、コンサルティングファームに限らず会社での命運を分けることが多い。
私は本来、内部政治とか政治的に立ち回るのが苦手で、「誠実にやっていれば見てくれる人は見てくれている」と思う奥ゆかしいアジアンメンタリティの持ち主だ。しかし異文化で多種多様な国の人が働く国際的な職場では事情は異なり、能動 的に政治的人脈を作り上げてパワーを構築していかなければなかなかグローバル競争に勝てないのである。
戦略的な社内政治とまでは言わなくても、敵を作らず信頼関係を幅広く構築する力は、“いい仕事をひたむきにする能力”とともにビジネスパーソンの成功に必要な両輪なのだ。
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