全米も熱狂のゲーム大会「eスポーツ」の正体 日本人プロ選手が育つための3つの条件

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アメリカ・シアトルで2017年8月に開かれた「The International Dota 2 Championships」(写真:AP/アフロ)

アメリカ・ワシントン州シアトル。昨年8月、大きな会場を観客が埋め尽くし、選手の激しい戦いに熱狂した。選手が登場すると豪華な照明やBGMの演出とともに実況解説者が声を張る。

この戦いは人間同士によって行われたが、いわゆる格闘技ではない。体と体を直接ぶつけ合うのではなく、選手たちが戦うフィールドはステージ中央の大型スクリーンに映し出された画面上だ。

これは世界1位といわれる「eスポーツ」の大会、Valve社が開発運営を行うゲーム『Dota 2』公式世界大会『The International』の様子だ。世界各国から集まった16チームが賞金2400万ドル(約26.5億円)をかけて戦った。Dota 2は世界競技人口1億人以上というタイトルだ。

「eスポーツ」は日本でも大きなトレンドに

「eスポーツ」は今、世界から日本にも進出してきている。eスポーツとは、対戦型ゲームをスポーツとしてとらえたものであり、ゲームではあるのだが、他選手との間でフィジカルや頭脳、そして正確な操作性などを競い合う。

リアルな「陸上競技」のように種目もさまざまだ。格闘技ゲーム、スポーツゲーム、パズルゲーム、シューティングゲーム、リアルタイム戦略ゲーム、マルチオンラインバトルなどである。

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