スペイン、ボール保持率75%でも勝ちきれず 開催国ロシア、強豪をPK戦で撃破しベスト8へ
[モスクワ(ロイター)]-7月1日、FIFAワールドカップ主催国のロシアが、GKイゴール・アキンフェエフの2つのセーブのおかげでPKでスペインに4-3で勝ち、ワールドカップの準々決勝まで歩を進めた。これを受けて数千もの興奮したロシア人は道に出て勝利を祝った。
魅力を欠く120分にわたる1-1の引き分けゲームの後、ワールドカップロシア大会初のペナルティキックで両チームがそれぞれ2点を得た。その後、32歳のGKは、コケとイアゴ・アスパスのペナルティキックをセーブした。これにより、その後の試合で勝利したクロアチアとの準々決勝に臨むことになる。
ロシアの首相ドミートリー・メドヴェージェフはスタンドから観戦しており、ロシアの準々決勝進出は、ホスト国に熱狂の波を引き起こし、数千もの人々が伝説的な首都の赤の広場その他でそれを祝した。
つまらない120分間だったかもしれないが・・・
「選手は、監督が言ったからといってそれを実行するわけではない。選手はそれを感じとらなければならず、今晩、彼らはそれをやってのけた」とロシアの監督スタニスラフ・チェルチェソフは言った。
「強いチームであることは一つ意味のあることだが、ピッチで最高の状態であらねばならないこととは別である。今晩、私たちは、適切な時に適切な場所にいたという、そういうチームであった」と監督は付け加えた。監督は、試合の数時間前に大統領ウラジーミル・プーチンからの電話を受けていた。
つまらない120分間だったかもしれないが、ルジニキ・スタジアムの7万8000の観客にとって、ドラマはペナルティキックにあった。4人のペナルティキックを行った選手全員は冷静さを保ち、ムスコヴィット・アキンフェエフはコケの渾身のシュートをうまくかわした。