犬を売らないペット店が岡山で人気の事情

殺処分されてしまう元凶は命の売買にある?

岡山市内にあるペットショップ、シュシュ(chou chou)は全国的に見ても珍しいお店だった(2018年6月、筆者撮影)

岡山市にあるペットショップ・シュシュ(chou chou)が「ペットを売らないペットショップ」として話題だ。岡山県、岡山市、倉敷市の動物愛護センター・保健所で殺処分を待っている犬を引き取り、里親探しをしているのだ。

無償で希望者に譲渡し、一切、犬の販売(生体販売)は行っていない。なぜそんな商売が成り立つのか、同店を訪れた。

店内にある「里親探しコーナー」

岡山駅から車で5分ほどのところにその店はあった。店内に入るとたくさんのペット用品売り場が中央に配置され、右側に「里親探しコーナー」がある。

店内に設置された里親探しコーナー。元々あったケージの部分はこれまで譲渡した犬たちの写真が飾られていた(筆者撮影)

一般的なペットショップの3倍くらいの大きさのあるケージが4つあり、それぞれに殺処分から逃れた犬たちがいた。

店の奥にはトリミング室が2室。平日の日中の訪問だったが、気持ちよさそうにカット、シャンプーをしてもらう犬たちで「満員御礼」状態だった。

同店はダイレクトメーリング(DM)発送などを手掛ける株式会社グロップが2006年から経営するペットショップだ。はじめは通常のペットショップと同じく、ペット販売をしていた。同社が直接ペットを販売するのではなく、現在の里親探しコーナーの場所をテナントとしてペット販売業者に貸していた。

現在の大きなケージの上にはかつての小さいケージが残っており、いかに多くのペットがぎっしりと陳列され、売られるのを待っていたかがわかる。

次ページ岡山県での取り組み
ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 北朝鮮ニュース
  • インフレが日本を救う
  • 最新の週刊東洋経済
  • ブックス・レビュー
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
保険の罠<br>いらない商品すべて教えます

医療保険、がん保険、介護保険、認知症保険、終身保険、貯蓄性保険、外貨建て保険、変額保険…。あなたは不要な生命保険に入りすぎていないか? 長い人生を考えたとき、役立つのは実は保険より貯蓄。ムダな保険の断捨離の仕方を教えます。