JR東日本、座れないならグリーン料金不要? 普通「グリーン車」払い戻し規則はややこしい

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上野東京ライン等のグリーン車は座れるとは限らない(写真: tarousite / PIXTA)

鉄道各社は通勤ライナーに力を入れている

最近、首都圏の鉄道各社はいわゆる通勤ライナーに力を入れている。確実に座って通勤などで利用できる列車のことだ。

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京浜急行電鉄の「ウィング号」、京成電鉄の「モーニングライナー」「イブニングライナー」、東武東上線の「TJライナー」、西武鉄道の池袋線と東京メトロ有楽町線をまたいで走る「S-TRAIN」(平日運行。休日は副都心線・東急東横線方面)、西武新宿線から拝島線に入る「拝島ライナー」、京王線の「京王ライナー」などが登場した。どれも座席指定、あるいは定員制で300円~500円程度の料金を払えば確実に座れることが特徴だ。

そもそも小田急「ロマンスカー」、京成「スカイライナー」、西武「レッドアロー」、東武「スペーシア」などの有料特急電車は以前から運行され、定期券があれば、普通運賃を別途支払うことなく、追加料金で乗れることから、これらも通勤などで利用されている。

JRでも特急の自由席が通勤等で利用されているし、「湘南ライナー」や「中央ライナー」「青梅ライナー」などの通勤時間帯の着席通勤需要に応えた電車が運行されている。

首都圏だけでなく、JR北海道、JR東海の主な地区でも「ホームライナー」などの快速列車を運転している。これらは座席指定制あるいは座席定員制を採用し、運賃に加えて料金を支払うことによって座席を保証している。

そうした中で異質なのはJR東日本が首都圏の主要路線で運行する普通列車グリーン車だ。リクライニングできるクロスシートを導入し、乗務員による車内販売も行っている。その快適さゆえ人気があるが、席が決まっていない自由席である。

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