JR東日本、座れないならグリーン料金不要? 普通「グリーン車」払い戻し規則はややこしい
普通列車のグリーン車に乗車するには、乗車券・定期券のほかに、普通列車グリーン券を購入する必要があり、料金は目的地までの距離別(~50kmまでと51km以上)と曜日別(平日・土日祝)に加え、車内購入か事前購入かによって分けられている。
たとえば、距離50kmまでの平日のグリーン料金は事前に購入すれば770円だが、車内で購入すれば1030円。車内で購入すると割高となる。
車内料金を高くし、消費者が事前にグリーン券を買うことを促す方針をJR東日本は取っている。しかし、JRの東日本の普通列車のグリーン車は自由席となっており、着席が保証されていない。座りたいから運賃のほかにグリーン料金を支払うのに、席がないことがあるのだ(この点はJRの多くの特急には自由席があり、やはり席が保証されていないが、指定席も選べるし、その料金の対価の中心は特急という速達性にあると考えられる)。
その場合に購入したグリーン料金の扱いはどうなっているのだろうか。グリーン券には紙のきっぷ(磁気式グリーン券)とSuicaグリーン券があるが、ホーム上のSuicaグリーン券販売機の画面には以下の表示がある。
要するに自由席なのだから着席を保証しておらず、座れなくても料金はいただくと言っており、座れない場合はあきらめろと言っているように読める。
払い戻しの制度があることはわかるが…
一方、JR東日本のHPの「普通列車グリーン車」のページには以下の記述がある。
払い戻しの制度があることはわかるが、満席の場合の扱いがこの対象になるのか明示されていない。また以下の記述もある。
より詳しい説明ではあるが、不親切な記述で、乗務員に申し出るとどうなるかが書かれていない。
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