米国に進出してからの数十年間、家庭の中に入り込むために徹底してきたのは、調味料としての “現地化”だ。特に進出当初から、「肉料理に合う」というアピールに力を入れてきた。商品開発も現地の販売会社が独自に行っており、「テリヤキ」という、日本でいうところのバーベキューソースや、レモンやライムの果汁を配合したしょうゆも売れ筋だという。
「価格勝負をする気はない」
また、北米事業は営業利益率が20%に達し、利益率6%の国内事業に比べ、キッコーマンにとって圧倒的に“おいしい市場”でもある。背景にあるのが、競合メーカーの少なさだ。
国内には地場企業などを含めると1200社を超えるしょうゆメーカーがあるといわれるが、米国ではヤマサ醤油の子会社・サンジルシ醸造や現地のメーカーなど競合は数社程度。価格競争に陥りにくいことが、収益性の高さにつながっている。
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