歯科医が警告!「妊娠」と「虫歯」のコワい真実 お口の変化が現れやすい時期の適切な対処法

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(6)妊娠中にお薬は飲んでもいいの?

なるべくお薬を飲まないことをおすすめします。痛みが強いときなど、我慢することでお腹の赤ちゃんに影響が出てしまう場合は、産婦人科の先生と相談のうえでお薬をお出しすることもあります。特に妊娠初期は赤ちゃんの体が作られるとても大切な時期ですし、胎盤を通って赤ちゃんに影響の出るお薬もあります。お薬を飲む場合は必ず医師、歯科医師の指示を守ってください。

(7)妊娠中に歯は抜いていいの?

なるべくなら避けてください。緊急性のない場合は出産が終わってからの抜歯をおすすめします。歯を抜いた後は、感染予防のために抗生物質や、痛み止めのお薬を飲んでいただきます。特に親知らずを抜いた後は長期間にわたってお薬を飲むことがある点には注意です。

(8)寝る体勢がつらい

お腹が大きいと椅子を横にしたときに圧迫されてつらくなることがあります。椅子を少し起こして治療しますので、つらいときは遠慮なく歯科医師にお伝えください。起き上がるとき、立ち上がるときはゆっくりと。また、トイレが近くなったり、つわりで嘔吐反射が出たりすることもあるので、治療を中断したくなったら、歯科医師へすぐにお伝えください。

(9)妊娠中に矯正治療は続けられるの?

続けられます。矯正治療自体は問題ないですが、矯正装置がついていると歯磨きにもコツが必要です。クリーニングと併せての治療をおすすめします。妊娠中は体調の関係でそれまでのペースで通いづらくなり、治療期間が延びてしまう可能性はありますが、途中で矯正治療をやめる必要はありません。また、妊娠期に矯正治療を始めることもできますが、治療期間や通うペースなどを歯科医師と相談したうえで始めるといいでしょう。

歯磨きがつらいときは?

(10)つわりがひどくて歯磨きができない

小さめの歯ブラシ(子ども用でも構いません)を使い、少し前かがみの姿勢でかきだすように歯を磨いてみましょう。歯磨き粉が気持ち悪いときはつけずに磨いてください。歯ブラシを口に入れるのもつらいときは、食事の後にお水を飲んだり、口をゆすぐだけでもいいですよ。キシリトール100%のガムをかむのもいいでしょう。

(11)つねに食べているから歯磨きのタイミングがわからない

その都度歯磨きをするのがベターですが、難しければ、食べたら口をゆすぐ、あるいはお水を飲むということをおすすめします。歯科医院で販売しているキシリトールのチョコレートやガムがお好みに合う場合は、お口に入れるものをそのようなものにかえてみるのもいいでしょう。

妊娠期は体の変化に戸惑うこともたくさんあると思いますが、神経質にならなくても大丈夫です。お腹の中の赤ちゃんのために、無理なくできることをしていきましょう。

小林 保行 歯科医師/キーデンタルクリニック院長

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こばやし やすゆき / Yasuyuki Kobayashi

2004年東京歯科大学歯学部卒業、表参道の総合歯科医院に勤務。2006年市谷の歯科医院にて副院長として勤務。2008年に赤坂見附駅から徒歩1分の場所にキーデンタルクリニックを開院しました。開院以来、「確かな技術で納得の治療を」モットーに、あごや歯の場所を細かく分析をし、歯だけでなく口回りを総合的に診断。現在はムシバラボというサイトを立ち上げ、歯や口周りの情報を発信。主な資格はDHA岩田セミナー認定医、総合治療セミナー「一の会」認定医、クリアアライナー矯正認定医、日本顎咬合学会所属、日本インプラント学会所属、消防庁認定、救命技能講師修了。

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