米朝首脳会談のビデオを作ったのは誰なのか

デスティニー社は「一切関係ない」と否定

会談の冒頭、金正恩委員長はハリウッドの誇大宣伝を集めたようなビデオに見入った(写真:Kevin Lim/The Straits Times via REUTERS)

[シンガポール発 (ロイター電) ]- 米国のドナルド・トランプ大統領は6月12日、北朝鮮のリーダーである金正恩委員長と和平会談の席につき、2人のリーダーが主演する映画の予告編のようなものを公開した。

4分間のビデオ

トランプ大統領は金委員長と、そのほかの北朝鮮関係者に対し、シンガポールサミット前に制作した4分間のビデオを見るよう促したという。トランプ大統領によると、金委員長以下の北朝鮮高官代表団はiPadのまわりに集まり、外交の慎重な言葉というより、むしろハリウッドの誇大宣伝を集めたようなこのビデオに見入ったという。

ホワイトハウスが制作したビデオ。冒頭に「A Destiny Pictures Production」とのクレジットが出てくるのだが・・・

トランプ大統領は金委員長の反応について「とても気に入ってくれたと思う」 と話し、北朝鮮側にも複製を一部渡した、と加えた。

脱北者や情報機関によると、金委員長の父で前リーダーの金正日総書記はハリウッド映画が大好きで、なかでもスティーブン・スピルバーグ監督や女優のエリザベス・テイラーの大ファンであり、膨大なビデオライブラリを所有しているという。

ホワイトハウスの関係者は、トランプ大統領のサミット終了後の記者会見でこのビデオを報道陣にも披露した。ホワイトハウス関係者によると、このビデオは金委員長に取引を促す目的に役立てようと米国政府によって制作されたものだという。関係者は「一人の観客のために用意した」 と語っている。

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