偏差値35から東大へ!僕を救った「読む技術」 2浪東大生が教える「本が読めない人」の2特徴

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逆に、ちゃんと「ここはどういうことなんだろう?」「本当かな?」と考えながら文章を読む人は、理解度が高い人です。あんなに頭のよさそうな東大生でも、「読んだ本についてわからないことがある」と教授のもとを訪れる人が非常に多いです。

無条件で信じることなく、鵜呑みにせず、疑問は疑問として持っておく心構えをする人が、「本当に文章が読める人」なのです。

能動的な読書は最高の「思考力トレーニング」だ

どちらの特徴にも共通しているのは、「受け身の読書」をしている人は本当に読めるようにはならないということです。ちゃんと、「後からまとめよう」とか、「自分が疑問に思うことをしっかり自覚しよう」とか、そうやって「能動的な読書」をしている人が、真に文章が読める人なのです。

これは、「アウトプットの重視」と言い換えることもできると思います。読書してインプットした情報を、まとめたり、疑問を持ったりして、それを外に出してみる。この過程は、「アウトプット」にほかなりません。

このような「アウトプットを意識した能動的な読書」は、思考力を大きく鍛えることにつながります。受け身ではただの「インプット」しかできませんが、能動的な読書では「アウトプット」ができるようになる。

その過程で、自分の頭で考えて、まとめて、疑問に思い、そして外に出すという「思考力」の訓練ができるのです。

以前、「東大の入試問題は難しすぎると思う人の盲点」という記事でもご紹介したとおり、東大入試は知識以上に「思考力」が必要です。僕はこの「能動的な読書」を実践した結果、わずか1年で偏差値を35も上げ、奇跡の東大入学を果たしました。

「能動的な読書」は「思考力トレーニング」に効果抜群だという、ひとつの証拠になると思います。

西岡 壱誠 現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

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にしおか いっせい / Issei Nishioka

1996年生まれ。偏差値35から東大を目指すも、現役・一浪と、2年連続で不合格。崖っぷちの状況で開発した「独学術」で偏差値70、東大模試で全国4位になり、東大合格を果たす。

そのノウハウを全国の学生や学校の教師たちに伝えるため、2020年に株式会社カルペ・ディエムを設立。全国の高校で高校生に思考法・勉強法を教えているほか、教師には指導法のコンサルティングを行っている。また、YouTubeチャンネル「スマホ学園」を運営、約1万人の登録者に勉強の楽しさを伝えている。

著書『東大読書』『東大作文』『東大思考』『東大独学』(いずれも東洋経済新報社)はシリーズ累計40万部のベストセラーになった。

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