寿司は1皿「1貫」なのか、それとも「2貫」なのか 「一貫50円」から注文できる回転ずしは嬉しい

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寿司を注文すると、普通は「1皿2貫」。「1皿1貫」もありだ(写真:SORA/PIXTA)

急落後、日本株は大型株を中心に戻ってきたが、日経平均株価は2万3000円を回復したところで下落に転じた。このあとの展開が気になるところだ。そんな中、カリスマ投資家の内田衛氏はゴールデンウイーク後の2週間をどう過ごしていたのか。外食企業の優待銘柄の店で舌鼓を打ちながら、会社の変化を実感。さらに別の外食企業にも投資したのだった。いつものように「投資日記」で振り返って見よう。

かっぱ寿司が変わった!と言える「3つの根拠」

【5月7日 月曜日】先週末(5月4日)のNYダウは332ドル高の2万4262ドル。1ドル=109.12円、1ユーロ=130.50円。

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優待目的保有のかっぱ寿司のカッパ・クリエイト(7421)が、37円高の1500円と高値引けで年初来高値を更新してきた。きっかけは、4月25日引け後発表した2018(平成30)年3月期の期末配当を無配から5円へ復配すると発表したから。株主優待を使って、週1程度で店舗に食べに行っているのだが、最近の変化が目覚ましく、3つご紹介する。

1貫50円から注文できるようになった(筆者撮影)

まずちょっとした工夫だが、2貫で100円だったメニューを1貫50円から注文できるようになった。すしは何も言わなければ普通2貫ワンセットで出てくるわけだが、「1皿=2貫は多いけど1貫だったら食べられる」とか、「新しいメニューだから試しに1貫注文してみよう」ということができる。この1皿2貫という習慣を昨年11月から変えたことで、売り上げ増になっているのではないか。

デミグラハンバーグ。なかなか美味だった(筆者撮影)

また、新メニューもすごいことになっている。うどん、ラーメンに加えて、最近はハンバーグまで登場した。大手回転ずしチェーン初という触れ込みで、粗挽きビーフ100%の「デミグラハンバーグ」(390円+税)を試食してみたが、なかなかおいしかった。2014年にカッパ・クリエイトは、コロワイドの子会社となったのだが、コロワイドのハンバーク・ステーキレストラン業態「ステーキ宮」のハンバーグ(合挽き)よりかなりおいしいと思う。

肉の仕入れでは、コロワイドグループで調達すれば安くていい肉が仕入れられるだろうし、かっぱ寿司の新メニュー開発担当者の頑張りが感じられた。そして、3つ目。お店に入ると受付をする機械があるのだが、その機械も進化していた。ICチップ入りの株主優待カードをかざすと、有効期限と残ポイント(1ポイント1円)がプリントして出てくるようになった。今までは、株主優待専用サイトでログインして確認していたのだが、こういうところにまで配慮してくれている点はうれしい。新社長は3月にコロワイドグループのアトムから来たばかりなので、かっぱ寿司復活に期待したい。日経平均株価は、5円安の2万2467円。NY原油先物が、3年5カ月ぶりに1バレル=70ドル台に上昇した。

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