日経平均株価はなかなか2万円に到達しないが、カリスマ投資家の内田衛氏にはあまり関係がなさそう。「総会のシーズンが近づいてきたなぁ」
などと思っていたら、優待目的で保有している企業の株がストップ高するなど、相も変わらず好調だ。そんな内田氏が、読者に株主優待券のお得な利用法を伝授する。
三菱自動車や東芝の株が上がるワケ
【5月8日(月)】先週末のNYダウは、55ドル高の2万1006ドル。CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)日経先物は、155円高の1万9720円。フランス大統領選挙は、第25代大統領に39歳のエマニュエル・マクロン氏に決まった。フランスを代表する洋菓子にマカロン(卵白と砂糖とアーモンドを使ってオーブンで焼き上げた菓子)があるが、マクロン氏と聞くと、美味しそうな名前だなと思ってしまう。選挙結果を好感し、日経平均は、450円高の1万9895円と年初来高値を更新した。保有銘柄では、リソー教育(4714)は、25円高の795円と高値引け、吉野家ホールディングス(9861)は、32円高の1845円、一時1850円と年初来高値更新。
【5月9日(火)】午前5時半、日経225先物は、40円高の1万9910円。NYダウは、5ドル高の2万1012ドル。日経平均は、52円安の1万9843円と小反落。しかし21時21分、日経225先物6月限は、110円高の2万円を付けた。22時46分、韓国大統領選挙、第19代大統領にムン・ジェイン氏当選と報道。
【5月10日(水)】午前1時10分、日経225先物は、140円高の2万30円の高値を付けた。しかし午前5時半、日経225先物は30円高の1万9920円、NYダウは、36ドル安の2万0975ドル。
注目銘柄の三菱自動車工業(7211)は、2018年3月期、営業利益予想は、前期比14倍の700億円、市場予想は890億円との報道で、本日終値は、66円高(9.33%)の773円。東芝(6502)は、17.3円高(6.87%)の269円と反発。この2銘柄の共通点は、信用取引の空売りが買いより多く入っており、株不足で踏み上げ状態(売り方の買い戻しでの上昇)と思われる。日経平均は、57円高の1万9900円と2万円の大台まであと100円。
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