抗菌グッズはどうやって菌を抑えているのか

意外と知らない、よく使う「すごい技術」

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ガラスにシリコーン樹脂の撥水剤を利用するのは、共にケイ素が主成分のため、相性がいいから。ワイパーでこすっても落ちにくい。

ここで、ガラスに吹きかけたシリコーン樹脂の撥水性の仕組みをミクロに見てみよう。撥水剤をスプレーすると、ガラスと相性のいいシリコーン樹脂の分子はきれいに表面を覆い、水分子が入り込みにくくなる。さらに、ガラスと相性のいいシリコーン樹脂の分子はガラスから剥がれにくい。これが分子の世界で見た撥水性の秘密である。

ちなみに、ケイ素のことを英語で「シリコン(silicon)」という。実はこれ、その有機化合物である「シリコーン(silicone)」とは異なるものなのだが、マスコミなどでは後者も「シリコン」と書き表すことがあるようだ。

「撥水」と「防水」

なお、「撥水」に似た言葉に「防水」がある。撥水は水をはじくだけだが、防水は水を通さないことを意味する。防水加工された衣類が蒸れやすいのはこのためだ。

シリコーン樹脂の撥水剤の仕組み(イラスト:小林哲也)

以上、この記事では私たちが普段よく使う製品にまつわる“すごい技術”を解説したが、「身近なのにそもそもよく知らない」モノは驚くほど数多い。今、私たちの便利な生活を下支えしているのは、意外なあのモノの“すごい技術”なのかもしれない。

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